肉の地域差は、たいてい「西は牛、東は豚、九州は鶏」という三すくみの勢力図で語られます。すき焼きとトンカツと焼き鳥。言われてみればそんな気もします。
ところが総務省統計局の家計調査から、52の街がそれぞれ牛肉・豚肉・鶏肉のどれにいちばんお金を使っているかを数え直すと、勢力図はほとんど成立しませんでした。52市のうち50市で、いちばん買われている肉は豚肉。牛肉が最大だったのは京都市と和歌山市の2市だけで、鶏肉が最大の街はひとつもありませんでした。
では「西は牛」という感覚は何だったのか。数字を追っていくと、それは「一番の肉」ではなく「差の縮まり方」として現れることがわかります。堺市は牛肉34,139円に対して豚肉34,562円で、その差はわずか1.01倍。奈良市も1.01倍、神戸市は1.03倍で、ほぼ互角まで迫っていました。
肉類全体の支出額1位は京都市の118,299円。全国平均100,009円の1.18倍です。この記事では52市ぜんぶの金額と、牛・豚・鶏の構成比、そして加工肉(ハム・ソーセージ・ベーコン)がまったく別の地図を描いていたことまで載せています。
目次
- まず結論:肉類の支出額1位は京都市の118,299円
- 52市の「いちばん買われている肉」を数えたら、50市が豚肉だった
- 豚肉は、52市でいちばん地域差が小さい肉だった
- 「肉にお金を使う街」を決めているのは牛肉と鶏肉で、豚肉はほぼ無関係だった
- 牛肉と鶏肉は、取り合うのではなく同時に多い
- 九州では、鶏肉が豚肉の7割まで迫る
- 加工肉は、生鮮肉とまったく別の地図を描いていた
- 那覇市だけ、加工肉の一番がソーセージではなかった
- 1kgいくらか——牛肉の単価1位は名古屋市の4,513円
- 52市ぜんぶの金額(肉類・牛肉・豚肉・鶏肉)
- 52市ぜんぶの加工肉(ハム・ソーセージ・ベーコン・他の加工肉)
- Shikisaiが取材してきた、肉に関わる仕事の話
- 出典と、この記事の数字の読み方
まず結論:肉類の支出額1位は京都市の118,299円
家計調査の「肉類」は、二人以上の世帯が1年間に家庭で買った肉の合計です。外食で食べた焼肉やとんかつは入りません(そちらは「外食」の表で、外食にお金を使う街ランキングにまとめています)。
上位12市はこうなりました。
| 順位 | 市 | 肉類の年間支出額 | 全国平均比 | 生鮮肉で最大の肉 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 京都市 | 118,299円 | 1.18倍 | 牛肉 |
| 2 | 堺市 | 117,361円 | 1.17倍 | 豚肉 |
| 3 | 熊本市 | 113,324円 | 1.13倍 | 豚肉 |
| 4 | 大阪市 | 112,426円 | 1.12倍 | 豚肉 |
| 5 | 広島市 | 112,295円 | 1.12倍 | 豚肉 |
| 6 | 神戸市 | 111,061円 | 1.11倍 | 豚肉 |
| 7 | 大津市 | 110,829円 | 1.11倍 | 豚肉 |
| 8 | 奈良市 | 109,541円 | 1.10倍 | 豚肉 |
| 9 | 和歌山市 | 109,373円 | 1.09倍 | 牛肉 |
| 10 | 東京都区部 | 108,001円 | 1.08倍 | 豚肉 |
| 11 | 山形市 | 107,017円 | 1.07倍 | 豚肉 |
| 12 | 大分市 | 106,713円 | 1.07倍 | 豚肉 |
上位は近畿に集まりました。1位から9位までのうち、京都市・堺市・大阪市・神戸市・大津市・奈良市・和歌山市の7市が近畿です。そこに熊本市(3位)と広島市(5位)が割り込んでいます。
そして、この表の右端がこの記事の出発点です。上位12市のうち「生鮮肉でいちばん金額が大きい肉」が牛肉だったのは、京都市と和歌山市の2つだけでした。
52市の「いちばん買われている肉」を数えたら、50市が豚肉だった
牛肉・豚肉・鶏肉の3つを街ごとに比べ、金額がいちばん大きいものを数えます。結果はこうです。
| 生鮮肉で最大の肉 | 市の数 |
|---|---|
| 豚肉 | 50市 |
| 牛肉 | 2市(京都市・和歌山市) |
| 鶏肉 | 0市 |
全国平均でも豚肉34,262円>牛肉21,217円>鶏肉19,258円の順で、豚肉は牛肉の1.6倍あります。豚肉が強いこと自体は意外ではありません。意外なのは、「牛の街」「鶏の街」と呼ばれる場所でも、家庭で買う量では豚肉が勝ってしまうことです。
牛肉が最大だった2市も、差は紙一重でした。
| 市 | 牛肉 | 豚肉 | 牛肉÷豚肉 |
|---|---|---|---|
| 和歌山市 | 34,171円 | 32,135円 | 1.06倍 |
| 京都市 | 36,081円 | 34,415円 | 1.05倍 |
そして「あと一歩」が並びます。奈良市0.99倍、堺市0.99倍、神戸市0.97倍、津市0.95倍、山口市0.92倍、大津市0.91倍。全国平均が0.62倍ですから、この8市は明らかに別の集団です。つまり「西は牛」は「牛が一番」ではなく「牛が豚に追いつく」という意味だったわけです。
奈良の和牛ブランドを育ててきたうし源本店のような仕事は、まさにこの集団のなかにあります。創業者が愛知で食肉の仕事をしていたところ、奈良の有力者に地場産業を興さないかと口説かれて移ってきたのが始まりだといいます。奈良市の牛肉は32,581円で、生鮮肉の35.2%を占めていました。
豚肉は、52市でいちばん地域差が小さい肉だった
なぜ50市で豚肉が勝つのか。ばらつきを見るとはっきりします。52市の最大値を最小値で割った倍率と、変動係数(ばらつきの大きさを平均に対する%で表したもの)を並べました。
| 区分 | 全国平均 | 最大÷最小 | 変動係数 | 肉類総額との相関 |
|---|---|---|---|---|
| 肉類 | 100,009円 | 1.55倍 | 9.6% | - |
| 生鮮肉 | 81,245円 | 1.69倍 | 12.1% | 0.988 |
| 牛肉 | 21,217円 | 3.55倍 | 32.5% | 0.903 |
| 豚肉 | 34,262円 | 1.36倍 | 7.3% | 0.092 |
| 鶏肉 | 19,258円 | 1.63倍 | 12.0% | 0.827 |
| 合いびき肉 | 3,280円 | 5.00倍 | 33.2% | 0.705 |
| 他の生鮮肉 | 3,228円 | 4.09倍 | 29.3% | 0.463 |
| 加工肉 | 18,764円 | 1.52倍 | 8.2% | -0.094 |
| ハム | 4,706円 | 2.04倍 | 12.4% | 0.276 |
| ソーセージ | 8,004円 | 1.60倍 | 8.6% | -0.044 |
| ベーコン | 2,539円 | 1.84倍 | 12.7% | -0.146 |
| 他の加工肉 | 3,515円 | 2.70倍 | 23.6% | -0.277 |
豚肉は1.36倍・変動係数7.3%で、12区分のなかでいちばん地域差が小さい。いちばん多い新潟市38,131円と、いちばん少ない街の差が1.4倍に収まっています。対して牛肉は3.55倍・32.5%。牛肉は街によって3倍以上違う「地域差の主役」で、豚肉はどこでも同じように買われる「土台」なのです。
土台が高くて揺れないものと、低くて大きく揺れるもの。この2つを比べれば、ほとんどの街で土台が勝ちます。これが「50市で豚肉」の正体でした。同じ構造は主食でも見つかっていて、主食に使うお金の総額は52市で1.25倍しか違わなかったでは、総額ではなく米・パン・麺の「配分」に差が出ることを書きました。肉も同じで、総額の差(1.55倍)より配分の差のほうがずっと大きいのです。
「肉にお金を使う街」を決めているのは牛肉と鶏肉で、豚肉はほぼ無関係だった
上の表のいちばん右の列が、この記事でいちばん地味で、いちばん効く数字です。肉類総額との相関係数を並べ直します。
- 牛肉 0.903
- 鶏肉 0.827
- 合いびき肉 0.705
- 他の生鮮肉 0.463
- 豚肉 0.092
- 加工肉 -0.094
豚肉の相関は0.092、つまりほぼゼロです。豚肉をたくさん買う街が肉類全体でも上位に来る、という関係は成立していません。新潟市は豚肉1位(38,131円)ですが、肉類総額では46位です。秋田市も豚肉3位(37,909円)で総額41位。逆に京都市は豚肉だけ見れば全国平均並みなのに、総額では1位になります。
肉の支出が多い街というのは、豚肉を多く買う街ではなく、豚肉の土台のうえに牛肉か鶏肉を積んだ街でした。言い換えれば、豚肉は52市すべてがほぼ同じ高さで持っている床で、差がつくのはその上です。
牛肉と鶏肉は、取り合うのではなく同時に多い
「西は牛、九州は鶏」と並べると、牛と鶏は別勢力のように聞こえます。ところが相関を取ると逆でした。
| 組み合わせ | 相関係数 |
|---|---|
| 牛肉 × 鶏肉 | 0.699 |
| 牛肉 × 豚肉 | -0.254 |
| 豚肉 × 鶏肉 | -0.038 |
牛肉と鶏肉は0.699のプラス、つまり同時に多い。一方で牛肉と豚肉は-0.254の弱いマイナスで、こちらが「取り合い」の関係です。
実際に見ると納得できます。熊本市は牛肉25,642円・鶏肉23,368円でどちらも全国平均超え、福岡市も牛肉26,215円・鶏肉23,472円。大分市は牛肉26,176円・鶏肉23,037円。西日本から九州にかけては、牛も鶏も多い街が並んでいるのです。鶏肉の構成比上位も鹿児島市27.1%・札幌市26.7%・松江市26.4%・福岡市26.2%・宮崎市26.1%と、西日本と九州が中心でした。
鶏の生産そのものを支えている仕事も取材しています。養鶏専門の経営コンサルタントとして全国の農家をまわる木村拓哉さんは、卵を産む鶏(レイヤー)と鶏肉になる鶏(ブロイラー)の両方について話ができる立場から、「同業に会ったことがない」と語っています。
九州では、鶏肉が豚肉の7割まで迫る
鶏肉が最大の街はゼロでしたが、「どこまで迫ったか」で見ると九州がはっきり出ます。鶏肉を豚肉で割った比率の上位8市です。
| 順位 | 市 | 鶏肉÷豚肉 | 鶏肉 | 豚肉 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 大分市 | 0.73 | 23,037円 | 31,449円 |
| 2 | 福岡市 | 0.73 | 23,472円 | 32,299円 |
| 3 | 鹿児島市 | 0.71 | 23,534円 | 33,325円 |
| 4 | 宮崎市 | 0.71 | 21,488円 | 30,445円 |
| 5 | 山口市 | 0.70 | 21,577円 | 30,888円 |
| 6 | 熊本市 | 0.70 | 23,368円 | 33,480円 |
| 7 | 北九州市 | 0.69 | 21,449円 | 30,928円 |
| 8 | 高知市 | 0.67 | 20,023円 | 29,853円 |
全国平均は0.56ですから、九州の7市と高知市・山口市が明確に上に出ています。鶏肉の金額1位は鹿児島市の23,534円、2位が福岡市23,472円、3位が熊本市23,368円。上位3市の差は166円しかなく、九州北部から南部までほぼ横並びでした。
一方、豚肉の構成比で上位に来るのは別の顔ぶれです。新潟市55.8%、福島市54.8%、長野市51.8%、秋田市51.7%、前橋市50.6%、浜松市50.5%、盛岡市50.5%。生鮮肉の半分以上が豚肉という街は、東日本と中部に集まっていました。
豚肉を扱う仕事では、大阪・南河内の富田林で業務用の食肉加工から始まり「とんかつの山田屋」を展開するショウエイフーズの話があります。川崎でキムチを作るおつけもの慶は、創業期に焼肉屋やキムチ屋へ自ら配達していたと振り返ります。川崎市の豚肉は37,154円で52市中4位でした。
加工肉は、生鮮肉とまったく別の地図を描いていた
ここまでは生鮮肉の話です。ハム・ソーセージ・ベーコンなどの「加工肉」に移ると、地図が裏返ります。
加工肉が肉類全体に占める比率の上位10市は、こうです。
| 順位 | 市 | 加工肉比率 | 加工肉の金額 |
|---|---|---|---|
| 1 | 青森市 | 24.2% | 22,376円 |
| 2 | 盛岡市 | 22.8% | 18,504円 |
| 3 | 福島市 | 22.3% | 19,333円 |
| 4 | 札幌市 | 22.2% | 21,212円 |
| 5 | 新潟市 | 22.1% | 19,446円 |
| 6 | 前橋市 | 22.1% | 16,871円 |
| 7 | 浜松市 | 21.9% | 20,344円 |
| 8 | 仙台市 | 21.8% | 19,828円 |
| 9 | 水戸市 | 21.8% | 17,268円 |
| 10 | 長野市 | 21.7% | 18,527円 |
全国平均は18.8%。上位は北海道・東北・北関東・中部にきれいに並びました。逆に比率が低い側は和歌山市14.5%、鹿児島市15.1%、神戸市15.2%、京都市15.2%、岡山市15.5%と、西日本が揃っています。生鮮肉にお金を使う街ほど加工肉の比率は低く、その逆もまた成り立つという、わかりやすい裏表です。
数字でもそれが出ていて、加工肉と肉類総額の相関は-0.094。ベーコンは-0.146、他の加工肉は-0.277で、いずれも弱いマイナスです。加工肉は「肉の支出が多い街のおまけ」ではなく、独立したもうひとつの軸でした。
品目別の1位も、生鮮肉とは違う街が取っています。
| 品目 | 全国平均 | 1位 | 2位 | 3位 |
|---|---|---|---|---|
| ハム | 4,706円 | 横浜市 5,650円 | 東京都区部 5,641円 | 京都市 5,456円 |
| ソーセージ | 8,004円 | 青森市 9,659円 | 札幌市 8,913円 | 浜松市 8,900円 |
| ベーコン | 2,539円 | 山形市 3,412円 | 福島市 3,133円 | 青森市 3,051円 |
| 他の加工肉 | 3,515円 | 那覇市 6,254円 | 札幌市 5,623円 | 青森市 5,261円 |
ハムだけが首都圏(横浜市・東京都区部)で、ソーセージとベーコンは寒い地域が上位です。保存の効く肉が家庭に常備されやすい土地、と読むこともできますが、ここは数字から断定できる範囲を超えます。気候が商売のかたちを決めた例は雪の多い土地では、夏の仕事が生まれるにまとめました。
那覇市だけ、加工肉の一番がソーセージではなかった
加工肉4区分のうち、街ごとにどれがいちばん大きいかを数えると、ほぼ全滅に近い一方的な結果になりました。
| 加工肉で最大の品目 | 市の数 |
|---|---|
| ソーセージ | 51市 |
| 他の加工肉 | 1市(那覇市) |
52市のうち51市でソーセージが最大。全国平均でもソーセージ8,004円はハム4,706円の1.7倍、ベーコン2,539円の3.2倍で、加工肉のなかでは圧倒的です。
その唯一の例外が那覇市でした。那覇市の「他の加工肉」は6,254円で全国平均3,515円の1.78倍。これが同市のソーセージ(6,029円)を上回り、52市でただ一つ順番が入れ替わっています。那覇市は肉類総額では下のほうに位置しますが、「他の加工肉」という区分では52市で最も多く買っている街です。
ここで注意しておきたいのは、家計調査は「他の加工肉」の中身を公表していないことです。何が買われているかは、この数字からは特定できません。わかるのは「ソーセージ・ハム・ベーコン以外の加工肉に、52市でいちばんお金を使っているのが那覇市」という事実だけです。沖縄の食の仕事では、久米島で車海老を扱うYUNAMI FACTORYも取材しています。
同じく中身がわからない区分として「他の生鮮肉」(牛・豚・鶏・合いびき肉以外の生鮮肉)があり、こちらの1位は熊本市の6,935円で全国平均3,228円の2.15倍。2位の札幌市5,350円、3位の山形市5,348円を大きく離しています。4.09倍・変動係数29.3%とばらつきも大きく、街ごとの食文化がもっとも強く出る区分でした。牛・豚・鶏以外の肉を扱う仕事としては、岡山で猪肉を商品化してきたおかやまジビエの南社長の話があります。
合いびき肉もよく似た性格で、最大÷最小が5.00倍と12区分中もっとも開きます。1位は長崎市の5,466円(全国平均3,280円の1.67倍)、2位が岡山市5,171円、3位が大分市5,133円。長崎県五島市のように畜産が盛んな土地もあり、五島市の移住・転職の記事では年間200人が移り住む背景を聞いています。
1kgいくらか——牛肉の単価1位は名古屋市の4,513円
家計調査は金額と一緒に数量(g)も公表しているので、金額を数量で割れば1kgあたりの単価が出せます。主食は1kgいくらかで使ったのと同じ方法です。
| 区分 | 全国平均 | 単価の高い3市 |
|---|---|---|
| 生鮮肉 | 1,612円 | 京都市 1,949円/神戸市 1,867円/堺市 1,826円 |
| 牛肉 | 3,793円 | 名古屋市 4,513円/京都市 4,444円/和歌山市 4,411円 |
| 豚肉 | 1,557円 | 京都市 1,714円/広島市 1,714円/東京都区部 1,701円 |
| 鶏肉 | 1,046円 | 京都市 1,154円/東京都区部 1,131円/高知市 1,130円 |
| 合いびき肉 | 1,416円 | 山形市 1,646円/山口市 1,605円/福岡市 1,602円 |
| 他の生鮮肉 | 2,028円 | 福岡市 2,962円/熊本市 2,815円/大津市 2,801円 |
| ハム | 2,076円 | 京都市 2,422円/東京都区部 2,400円/神戸市 2,279円 |
| ソーセージ | 1,522円 | 東京都区部 1,683円/広島市 1,628円/長野市 1,604円 |
| ベーコン | 1,881円 | 横浜市 2,167円/奈良市 2,146円/神戸市 2,124円 |
京都市は9区分のうち4つ(生鮮肉・豚肉・鶏肉・ハム)で単価1位、牛肉でも2位でした。肉類総額1位という結果は、量をたくさん買っているからではなく、単価の高いものを選んでいる側の結果だったことがわかります。全国の牛肉単価3,793円は鶏肉1,046円の3.6倍で、牛肉の構成比が上がれば総額も上がる——これが相関0.903の中身です。
牛肉の単価1位が名古屋市(4,513円)だったのは、牛肉の金額では20位、構成比でも20位の街としては目を引きます。ここは金額ランキングとは別の地図です。
52市ぜんぶの金額(肉類・牛肉・豚肉・鶏肉)
生鮮肉に占める構成比をかっこ内に入れています。構成比の分母は生鮮肉(牛肉+豚肉+鶏肉+合いびき肉+他の生鮮肉)なので、3つを足しても100%にはなりません。
| 順位 | 市 | 肉類 | 全国平均比 | 牛肉 | 豚肉 | 鶏肉 | 最大の肉 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 京都市 | 118,299円 | 1.18倍 | 36,081円(36%) | 34,415円(34.3%) | 22,282円(22.2%) | 牛肉 |
| 2 | 堺市 | 117,361円 | 1.17倍 | 34,139円(34.6%) | 34,562円(35%) | 21,361円(21.7%) | 豚肉 |
| 3 | 熊本市 | 113,324円 | 1.13倍 | 25,642円(27.1%) | 33,480円(35.4%) | 23,368円(24.7%) | 豚肉 |
| 4 | 大阪市 | 112,426円 | 1.12倍 | 29,588円(31.5%) | 33,517円(35.7%) | 21,965円(23.4%) | 豚肉 |
| 5 | 広島市 | 112,295円 | 1.12倍 | 29,372円(31.4%) | 34,381円(36.8%) | 20,898円(22.3%) | 豚肉 |
| 6 | 神戸市 | 111,061円 | 1.11倍 | 32,212円(34.2%) | 33,189円(35.2%) | 21,216円(22.5%) | 豚肉 |
| 7 | 大津市 | 110,829円 | 1.11倍 | 30,336円(32.9%) | 33,444円(36.3%) | 20,624円(22.4%) | 豚肉 |
| 8 | 奈良市 | 109,541円 | 1.10倍 | 32,581円(35.2%) | 32,878円(35.5%) | 20,390円(22%) | 豚肉 |
| 9 | 和歌山市 | 109,373円 | 1.09倍 | 34,171円(36.6%) | 32,135円(34.4%) | 19,891円(21.3%) | 牛肉 |
| 10 | 東京都区部 | 108,001円 | 1.08倍 | 23,918円(27%) | 38,126円(43%) | 20,516円(23.1%) | 豚肉 |
| 11 | 山形市 | 107,017円 | 1.07倍 | 24,808円(29.1%) | 35,625円(41.8%) | 17,545円(20.6%) | 豚肉 |
| 12 | 大分市 | 106,713円 | 1.07倍 | 26,176円(29.3%) | 31,449円(35.2%) | 23,037円(25.8%) | 豚肉 |
| 13 | 福岡市 | 106,670円 | 1.07倍 | 26,215円(29.2%) | 32,299円(36%) | 23,472円(26.2%) | 豚肉 |
| 14 | 山口市 | 106,667円 | 1.07倍 | 28,350円(32%) | 30,888円(34.8%) | 21,577円(24.3%) | 豚肉 |
| 15 | 長崎市 | 106,225円 | 1.06倍 | 24,705円(28.1%) | 33,709円(38.4%) | 20,305円(23.1%) | 豚肉 |
| 16 | 岡山市 | 105,925円 | 1.06倍 | 22,816円(25.5%) | 35,627円(39.8%) | 22,176円(24.8%) | 豚肉 |
| 17 | 津市 | 105,460円 | 1.05倍 | 29,498円(34.1%) | 31,147円(36%) | 19,578円(22.6%) | 豚肉 |
| 18 | 北九州市 | 104,512円 | 1.05倍 | 27,353円(31.1%) | 30,928円(35.2%) | 21,449円(24.4%) | 豚肉 |
| 19 | 横浜市 | 104,257円 | 1.04倍 | 22,824円(26.8%) | 36,426円(42.7%) | 19,850円(23.3%) | 豚肉 |
| 20 | 佐賀市 | 103,869円 | 1.04倍 | 25,990円(30.1%) | 32,213円(37.3%) | 20,651円(23.9%) | 豚肉 |
| 21 | 名古屋市 | 103,512円 | 1.04倍 | 24,359円(29%) | 34,492円(41.1%) | 19,193円(22.9%) | 豚肉 |
| 22 | 鹿児島市 | 102,321円 | 1.02倍 | 22,364円(25.8%) | 33,325円(38.4%) | 23,534円(27.1%) | 豚肉 |
| 23 | 松山市 | 101,360円 | 1.01倍 | 26,559円(31.3%) | 32,774円(38.6%) | 18,221円(21.5%) | 豚肉 |
| 24 | 川崎市 | 100,218円 | 1.00倍 | 18,376円(23%) | 37,154円(46.4%) | 18,815円(23.5%) | 豚肉 |
| 25 | 宮崎市 | 100,132円 | 1.00倍 | 23,441円(28.5%) | 30,445円(37%) | 21,488円(26.1%) | 豚肉 |
| 26 | 松江市 | 99,556円 | 1.00倍 | 19,130円(23.5%) | 32,852円(40.4%) | 21,415円(26.4%) | 豚肉 |
| 27 | 高松市 | 99,231円 | 0.99倍 | 24,171円(29.3%) | 30,761円(37.3%) | 19,424円(23.6%) | 豚肉 |
| 28 | 千葉市 | 99,086円 | 0.99倍 | 20,470円(25.5%) | 35,688円(44.4%) | 19,204円(23.9%) | 豚肉 |
| 29 | 徳島市 | 98,765円 | 0.99倍 | 24,952円(30.2%) | 30,267円(36.6%) | 20,258円(24.5%) | 豚肉 |
| 30 | さいたま市 | 97,196円 | 0.97倍 | 16,588円(21%) | 37,069円(47%) | 19,412円(24.6%) | 豚肉 |
| 31 | 鳥取市 | 96,555円 | 0.97倍 | 19,491円(24.7%) | 32,062円(40.6%) | 19,827円(25.1%) | 豚肉 |
| 32 | 富山市 | 96,397円 | 0.96倍 | 19,612円(25.6%) | 34,678円(45.2%) | 16,219円(21.1%) | 豚肉 |
| 33 | 相模原市 | 96,180円 | 0.96倍 | 16,321円(21.4%) | 36,500円(47.9%) | 18,220円(23.9%) | 豚肉 |
| 34 | 金沢市 | 96,089円 | 0.96倍 | 19,598円(25.1%) | 33,622円(43.1%) | 18,129円(23.3%) | 豚肉 |
| 35 | 岐阜市 | 95,708円 | 0.96倍 | 21,490円(27.9%) | 31,066円(40.3%) | 17,969円(23.3%) | 豚肉 |
| 36 | 札幌市 | 95,575円 | 0.96倍 | 11,562円(15.5%) | 35,713円(48%) | 19,818円(26.7%) | 豚肉 |
| 37 | 高知市 | 94,620円 | 0.95倍 | 21,959円(27.5%) | 29,853円(37.4%) | 20,023円(25.1%) | 豚肉 |
| 38 | 福井市 | 94,531円 | 0.95倍 | 23,176円(30.9%) | 28,122円(37.5%) | 17,016円(22.7%) | 豚肉 |
| 39 | 静岡市 | 93,062円 | 0.93倍 | 15,223円(20.5%) | 35,331円(47.6%) | 18,286円(24.7%) | 豚肉 |
| 40 | 浜松市 | 92,855円 | 0.93倍 | 12,589円(17.4%) | 36,606円(50.5%) | 18,744円(25.8%) | 豚肉 |
| 41 | 秋田市 | 92,656円 | 0.93倍 | 12,275円(16.7%) | 37,909円(51.7%) | 18,991円(25.9%) | 豚肉 |
| 42 | 青森市 | 92,579円 | 0.93倍 | 14,844円(21.1%) | 32,816円(46.7%) | 16,959円(24.2%) | 豚肉 |
| 43 | 仙台市 | 90,920円 | 0.91倍 | 12,632円(17.8%) | 34,711円(48.8%) | 17,888円(25.2%) | 豚肉 |
| 44 | 甲府市 | 90,558円 | 0.91倍 | 14,882円(20.5%) | 35,178円(48.5%) | 16,780円(23.1%) | 豚肉 |
| 45 | 宇都宮市 | 88,229円 | 0.88倍 | 15,878円(22.6%) | 32,825円(46.8%) | 17,085円(24.3%) | 豚肉 |
| 46 | 新潟市 | 87,831円 | 0.88倍 | 10,176円(14.9%) | 38,131円(55.8%) | 16,281円(23.8%) | 豚肉 |
| 47 | 福島市 | 86,661円 | 0.87倍 | 11,187円(16.6%) | 36,907円(54.8%) | 15,269円(22.7%) | 豚肉 |
| 48 | 長野市 | 85,265円 | 0.85倍 | 12,328円(18.5%) | 34,547円(51.8%) | 15,242円(22.8%) | 豚肉 |
| 49 | 那覇市 | 84,233円 | 0.84倍 | 15,292円(22.9%) | 29,156円(43.7%) | 16,155円(24.2%) | 豚肉 |
| 50 | 盛岡市 | 81,304円 | 0.81倍 | 10,223円(16.3%) | 31,713円(50.5%) | 15,993円(25.5%) | 豚肉 |
| 51 | 水戸市 | 79,115円 | 0.79倍 | 12,325円(19.9%) | 30,738円(49.7%) | 14,971円(24.2%) | 豚肉 |
| 52 | 前橋市 | 76,288円 | 0.76倍 | 10,886円(18.3%) | 30,074円(50.6%) | 14,437円(24.3%) | 豚肉 |
| - | 全国平均 | 100,009円 | - | 21,217円(26.1%) | 34,262円(42.2%) | 19,258円(23.7%) | 豚肉 |
52市ぜんぶの加工肉(ハム・ソーセージ・ベーコン・他の加工肉)
加工肉の金額が多い順に並べました。「加工肉比率」は肉類全体に占める加工肉の割合です。
| 市 | 加工肉 | 加工肉比率 | ハム | ソーセージ | ベーコン | 他の加工肉 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 青森市 | 22,376円 | 24.2% | 4,405円 | 9,659円 | 3,051円 | 5,261円 |
| 山形市 | 21,724円 | 20.3% | 4,395円 | 8,772円 | 3,412円 | 5,145円 |
| 札幌市 | 21,212円 | 22.2% | 4,008円 | 8,913円 | 2,669円 | 5,623円 |
| 浜松市 | 20,344円 | 21.9% | 5,155円 | 8,900円 | 2,926円 | 3,363円 |
| 川崎市 | 20,183円 | 20.1% | 5,385円 | 8,239円 | 2,895円 | 3,664円 |
| 相模原市 | 19,940円 | 20.7% | 5,454円 | 8,234円 | 2,866円 | 3,387円 |
| 仙台市 | 19,828円 | 21.8% | 4,288円 | 8,366円 | 2,638円 | 4,536円 |
| 富山市 | 19,654円 | 20.4% | 4,528円 | 8,713円 | 3,017円 | 3,397円 |
| 名古屋市 | 19,533円 | 18.9% | 5,215円 | 8,579円 | 2,456円 | 3,283円 |
| 福井市 | 19,494円 | 20.6% | 4,751円 | 8,167円 | 2,228円 | 4,349円 |
| 新潟市 | 19,446円 | 22.1% | 4,417円 | 8,334円 | 2,977円 | 3,716円 |
| 福島市 | 19,333円 | 22.3% | 4,861円 | 7,708円 | 3,133円 | 3,630円 |
| 秋田市 | 19,324円 | 20.9% | 4,253円 | 8,374円 | 2,844円 | 3,854円 |
| 東京都区部 | 19,258円 | 17.8% | 5,641円 | 7,395円 | 2,783円 | 3,440円 |
| 津市 | 18,997円 | 18% | 4,708円 | 8,867円 | 2,394円 | 3,029円 |
| 横浜市 | 18,957円 | 18.2% | 5,650円 | 7,349円 | 2,789円 | 3,170円 |
| 静岡市 | 18,885円 | 20.3% | 4,503円 | 8,102円 | 2,889円 | 3,392円 |
| 熊本市 | 18,794円 | 16.6% | 4,157円 | 8,319円 | 2,924円 | 3,393円 |
| 全国平均 | 18,764円 | 18.8% | 4,706円 | 8,004円 | 2,539円 | 3,515円 |
| 大津市 | 18,760円 | 16.9% | 5,140円 | 8,310円 | 2,351円 | 2,959円 |
| 広島市 | 18,757円 | 16.7% | 5,079円 | 8,063円 | 2,287円 | 3,328円 |
| 堺市 | 18,744円 | 16% | 5,334円 | 7,876円 | 2,382円 | 3,152円 |
| 千葉市 | 18,711円 | 18.9% | 5,273円 | 7,543円 | 2,828円 | 3,067円 |
| 岐阜市 | 18,695円 | 19.5% | 5,233円 | 7,986円 | 2,390円 | 3,086円 |
| 長野市 | 18,527円 | 21.7% | 4,661円 | 8,040円 | 2,684円 | 3,141円 |
| 盛岡市 | 18,504円 | 22.8% | 4,186円 | 7,878円 | 2,433円 | 4,007円 |
| 大阪市 | 18,460円 | 16.4% | 4,820円 | 7,959円 | 1,961円 | 3,719円 |
| 長崎市 | 18,398円 | 17.3% | 4,504円 | 7,912円 | 2,810円 | 3,171円 |
| 松江市 | 18,313円 | 18.4% | 4,411円 | 7,811円 | 2,483円 | 3,608円 |
| さいたま市 | 18,247円 | 18.8% | 4,741円 | 7,547円 | 2,734円 | 3,226円 |
| 金沢市 | 18,157円 | 18.9% | 4,759円 | 7,888円 | 2,555円 | 2,956円 |
| 宇都宮市 | 18,055円 | 20.5% | 5,008円 | 7,566円 | 2,553円 | 2,928円 |
| 甲府市 | 18,011円 | 19.9% | 4,224円 | 8,039円 | 2,485円 | 3,262円 |
| 京都市 | 18,006円 | 15.2% | 5,456円 | 7,316円 | 2,415円 | 2,819円 |
| 山口市 | 17,988円 | 16.9% | 4,494円 | 8,099円 | 2,470円 | 2,925円 |
| 宮崎市 | 17,924円 | 17.9% | 3,995円 | 7,464円 | 2,311円 | 4,154円 |
| 鳥取市 | 17,624円 | 18.3% | 4,029円 | 8,611円 | 2,437円 | 2,546円 |
| 佐賀市 | 17,543円 | 16.9% | 4,775円 | 6,875円 | 2,359円 | 3,534円 |
| 那覇市 | 17,455円 | 20.7% | 2,772円 | 6,029円 | 2,400円 | 6,254円 |
| 大分市 | 17,409円 | 16.3% | 3,790円 | 7,699円 | 2,495円 | 3,424円 |
| 水戸市 | 17,268円 | 21.8% | 4,872円 | 7,435円 | 2,279円 | 2,682円 |
| 福岡市 | 17,020円 | 16% | 4,270円 | 7,343円 | 2,366円 | 3,040円 |
| 奈良市 | 16,934円 | 15.5% | 4,803円 | 7,283円 | 2,530円 | 2,317円 |
| 前橋市 | 16,871円 | 22.1% | 4,336円 | 7,149円 | 2,269円 | 3,118円 |
| 神戸市 | 16,853円 | 15.2% | 4,898円 | 6,944円 | 2,364円 | 2,647円 |
| 高松市 | 16,779円 | 16.9% | 4,892円 | 6,990円 | 2,279円 | 2,618円 |
| 北九州市 | 16,568円 | 15.9% | 4,306円 | 6,670円 | 2,399円 | 3,192円 |
| 松山市 | 16,500円 | 16.3% | 4,063円 | 7,756円 | 1,898円 | 2,783円 |
| 岡山市 | 16,375円 | 15.5% | 3,927円 | 7,274円 | 2,466円 | 2,708円 |
| 徳島市 | 16,051円 | 16.3% | 4,120円 | 7,065円 | 2,153円 | 2,713円 |
| 和歌山市 | 15,900円 | 14.5% | 4,475円 | 7,049円 | 2,031円 | 2,345円 |
| 鹿児島市 | 15,501円 | 15.1% | 3,642円 | 7,265円 | 2,120円 | 2,474円 |
| 高知市 | 14,704円 | 15.5% | 3,546円 | 6,883円 | 1,855円 | 2,419円 |
Shikisaiが取材してきた、肉に関わる仕事の話
数字の裏側にある仕事も、いくつか取材しています。
- 高品質和牛ブランド「大和榛原牛」品質を追い求めてきた「うし源本店」のこだわりとは?——奈良県。創業者が愛知で食肉関係の仕事をしていたところを見つけられ、「食肉業で地場産業を発展させることができるのではないか」と奈良で商売を始めたのが由来だといいます。奈良市は牛肉32,581円で、生鮮肉の35.2%が牛肉でした。
- 柿の葉ずしを世界へ!160年の伝統を受け継ぎ新たな挑戦を続ける平宗——同じ奈良県。平井社長は「どんな商品なら奈良県産というブランドになるのだろうと考えていたところ、県が大和牛をPRしていたんですね」と振り返ります。牛肉の構成比3位の街の話です。
- おかやまジビエ・南社長が語る猪肉の可能性とは?——岡山県。編集後記に「丁寧に処理をした猪肉は、豚肉よりも弾力があって味わいも非常に深く、一口食べて感動するほどです」とあります。牛・豚・鶏以外の肉という、統計では「他の生鮮肉」に入る領域です。
- 養鶏専門の経営コンサルタントとは?「同業に会ったことがない」木村拓哉に聞く——卵を産む鶏(レイヤー)と鶏肉になる鶏(ブロイラー)、その両方を見てきた立場からの話。鶏肉の構成比が高い西日本・九州の食卓を支える側です。
- 「とんかつの山田屋」に宿る職人魂|ショウエイフーズ株式会社・山田至亮——大阪・南河内の富田林で、業務用の食肉加工から始まった会社。“冷凍なのに手作りを超える”と評判のとんかつブランドを展開しています。
- 川崎のキムチ「おつけもの慶」とは?店舗・通販と、あごが落ちるほど旨い味の秘密——「川崎にはコリアンタウンがあり、焼肉屋さんやキムチ屋さんに私自身が配達しに行っていたんです」。川崎市は豚肉37,154円で52市中4位、加工肉も20,183円で5位でした。
- 外食企業の再生とは?売上20数億を60億にした南愼一郎(オフィス南)に聞く——千葉の焼肉チェーンの再生を手がけた話。家庭で買う肉とは別に、外で食べる肉の商売がどう動いてきたかが見えます。
- 五島市編:移住・転職が増える背景──年間200人が選ぶ「働きやすい離島」——長崎県。合いびき肉1位・長崎市(5,466円)と同じ県で、畜産も盛んな島の話です。
- 学校給食や機内食にも採用される、小野ファームのこだわりが詰まったアイスクリームの秘密——「今でも食用肉の販売が売上の大半を占めますが、牛乳、アイスクリームやジェラートの販売と卸売、堆肥の販売、焼肉・カフェの運営も行っています」。肉を売る会社が広げていった先の話です。
- 100年続いた会社ほど、中身を入れ替えていた|創業100年以上の8社——奈良の精肉店をはじめ、長く続いた8社が何を変えて何を変えなかったかをまとめています。
同じ家計調査を使ったランキングは、ほかにも魚に使うお金1位は富山市(肉と対になる魚介類の52市)、外食費で最大の費目は「その他の食事」だった(外食に使うお金の内訳。焼肉もこちらに入ります)、街ごとに「全国平均から一番離れている食べ物」、パンにお金を使う街ランキングにまとめています。
出典と、この記事の数字の読み方
- 出典:総務省統計局「家計調査(二人以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング」2023年〜2025年平均、「肉類」の表(https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html)。元ファイルは同ページから配布されている rank03.xlsx(シート名「肉類」)で、2026年9月30日に取得しました。
- 対象は都道府県庁所在市および政令指定都市の52市です。県の数字ではありません。「京都市」は京都府ではなく京都市の数字で、以下すべて同じです。
- 金額は二人以上の世帯・1世帯当たりの年間支出金額。家庭で購入した分だけで、外食や調理食品(そうざい類など)に含まれる分は入りません。焼肉店やとんかつ店での支出は「外食」の表に入ります。
- 構成比・倍率・変動係数・相関係数・1kg単価は公表値ではなく、Shikisai編集部が公表値から算出したものです。構成比の分母は生鮮肉(牛肉・豚肉・鶏肉・合いびき肉・他の生鮮肉の合計)、加工肉比率の分母は肉類です。
- 検算:生鮮肉5区分の合計は公表の「生鮮肉」と最大2円差、加工肉4区分の合計は公表の「加工肉」と最大2円差、生鮮肉+加工肉は公表の「肉類」と最大1円差(いずれも丸めによる)で一致しました。
- 1kg単価は金額÷数量×1000で算出し、数量が公表されている9区分(生鮮肉・牛肉・豚肉・鶏肉・合いびき肉・他の生鮮肉・ハム・ソーセージ・ベーコン)についてのみ出しています。「加工肉」「他の加工肉」は数量が公表されていないため単価を出していません。
- 「他の生鮮肉」「他の加工肉」の中身は公表されていません。何の肉・何の加工品かはこの数字から特定できないため、本記事では区分名のまま扱っています。
- 金額の少ない市については、事実として順位に触れた箇所を除き、下位を並べる形にはしていません。支出額の多い少ないは食習慣や世帯構成、周辺の店の作り、外食の多さなど複数の要因で決まるもので、街の優劣を示すものではありません。
この記事を書いた人

Shikisai編集部
「ありのままの想いが地域と未来を紡ぐ」をコンセプトに、地域で働く経営者の想いと取り組みを取材・発信しているWebメディアです。補助金・認証制度などの記事は、行政機関の公表情報(一次情報)を編集部が確認のうえ執筆しています。
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