相続対策・事業承継に特化した「池田幸弘公認会計士事務所」が大切にする想い。お客さまに寄り添うことで心の報酬を受け取る


池田幸弘公認会計士事務所 代表 池田 幸弘 IKEDA YUKIHIRO

「医者に内科や外科などの得意な専門分野があるように、税理士にも事業承継や相続税などの専門分野があります」と話してくれたのは、東京都・杉並区に拠点を構える池田幸弘公認会計士事務所/代表・池田 幸弘さん。相続や事業承継に特化した専門特化型の税理士事務所として、相続の相談実績1,200件以上、事業承継の実行支援実績は300件を越えるなど、お客さまの立場に寄り添った事業を展開しています。今回のインタビューでは、他の事務所にはない強みから今後の展望まで池田さんにお聞きしました。

専門分野に特化した税理士事務所を立ち上げたきっかけ

池田さんは公認会計士としての実務経験を活かしながら税理士としても活躍されていますが、現在に至るまでの経緯についてお聞きしたいです。

池田さん:もともと独立願望があったので何か資格を取りたいと思っていました。そんなときに、税金について興味を持ち、さまざまな税金に関係する情報に詳しくなったことをきっかけにもっと知識を身に付けたいと思い、税理士を目指しました。ただ、初めから税理士になったわけではなく、独立のときにも有利になるだろうと思い、まずは公認会計士の資格を取得しました。税金に関する話は自分にとってだけではなく、周りからも重宝される知識になってくるので、お客さまに喜ばれると思い、公認会計士としての実績を活かしながら税理士の資格を取得しました。

税理士にもさまざまな分野があると思いますが、なぜ専門分野の事務所を立ち上げようと思ったのですか。

池田さん:なるべく払う必要のない税金は、安く抑えたいという想いが根底にあります。そのような想いは資産税に関係しますが、資産税の実務には、所得税や法人税、相続税、贈与税など複合的で横断的な税金の知識が必要になってくるんです。でも、相続税申告や事業承継に不慣れな税理士事務所に依頼をするとそのような知識や実務経験が乏しく、結果的に税金が高くなってしまう可能性があります。税金に関する話は知らないと損をすることがいっぱいあるため、資産税に関する真のプロに依頼出来るかどうかがお客さまの運命を握っていると思うんです。この業界は情報量が多くて誰が本物か分からないことがあるので、これまで公認会計士として身に付けた会社法の強みを活かして、お客さまの幅広い悩みに応えられる事業承継や相続対策に特化した事務所を立ち上げました。

会社法を活かした独自のノウハウで、相続対策・事業承継に強い仕組みをつくる

ほかの事務所にはない、自社の強みはどんなところですか。

池田さん:相続税申告や不動産の譲渡、相続・贈与、生前対策、事業承継など資産税に関する業務をメインに据えていること、オーダーメイドの提案書を作って提案型のアドバイスをできるのが強みです。まず一般的な会計事務所は大体8割ぐらいが記帳代行や税務申告業務が中心になります。資産税をメインにしている事務所は全体の10%〜20%ぐらいなんですね。これまで税理士法人や財産コンサルティング会社に在籍していたときも含めて、事業承継については、1,000件超の事業承継の相談を受けている他、約300件の実行支援を行ってきております。この数値は、国内屈指と言っても過言ではないかもしれません。社員が10人弱の町の税理士事務所で、事業承継などの相談を受けている事務所は、ほとんど無いと思います。

他にも税理士・弁護士といった専門家向けの勉強会やビジネスセミナーの講師を頼まれて、これまでに250回以上セミナーを行ってきました。他の事務所に比べて、事業承継に関する知識や相談件数が多い点と、実行支援の実務経験を多く積んでいること、あとはセミナー講師としての多くの実績があるのが強みです。

すごい強みですね。どうして今の仕組みをつくることができたのですか。

池田さん:それは、僕が、大手監査法人や税理士法人で公認会計士として会社法を活用してきた経験があるからです。そこで会社法の知識を身につけて実務経験を積み上げたことによって今の仕組みをつくれたと思っています。また、僕の場合は弁護士的な発想があるため、会社法をうまく使って事業承継の問題を対策出来るので、法務にも強いといった特徴があります。

会社法を絡めて法務もやると、どのようなメリットが起きるのかお聞きしたいです。

池田さん:事業承継をする場合、株式を100%社長が持っていたら、後継者の息子に100%承継させなきゃいけないという発想が一般的です。株式の節税対策を行った後、株価を落とし、それを贈与して終わりみたいなパターンが多いんですね。でも僕の場合は全部承継しなくても、株式の一部に対して承継出来るように、会社法の仕組みをうまく活用して承継先を限定することが出来るんです。たとえば10%だけ承継させるようにしたり、全部承継しなくてもいい仕組みをつくったり、税金についても節税をすることが可能になります。また、事業承継や会社法に強い弁護士と連携しながら業務を行っているため、お互いのノウハウを共有できますし、特殊な知識や経験が身につき、それが今は僕のノウハウになっています。

お客さまに寄り添いながら事務所全体の質を高め、心の報酬を受け取る

仕事をされているなかで一番やりがいを感じる部分はどんなときですか。

池田さん:それは、お客さんに喜んで頂いた時です。具体的に言うと、いつも最後にお客さまにアンケートを取るんですよ。たとえば、税理士の対応についてや、うちの事務所を選んでくれた理由などを記入してもらっているんですが、「池田先生に相談して良かった」「ほかの事務所では聞いたことがない提案をしてくれた」という感謝のお言葉を頂く事があります。それが非常にやりがいを感じるところですね。お客さまが喜んでくれたという心の報酬を受け取るために仕事に取り組んでいます。

心の報酬というお言葉がありましたけれども、今後のビジョンはありますか。

池田さん:規模を拡大することは考えていないので、今後はさらに質を高めることに注力していきたいです。社員の教育はもちろん、僕しか持っていないノウハウがあるので、それを引き継いで事務所全体のレベルを高くすること。そして、これからもお客さまに寄り添う専門特化型の税理士事務所でありたいと思っています。

編集後記

他の税理士事務所にはない独自のノウハウと実績を活かしながら、相続対策・事業承継に特化した事業を展開する池田幸弘公認会計士事務所。お客さまに寄り添いながら様々な角度で提案する税理士事務所だからこそ、多くの方からの信頼を得られるのではないでしょうか。心の報酬を大切にしている池田さんの想いやお客さまに真摯に向き合う姿勢が伝わってくるインタビューでした。

Profile

池田幸弘公認会計士事務所 代表

池田 幸弘 IKEDA YUKIHIRO