
voicepressを世に出してみて、かなり手応えを感じている。まずメタ広告の数字から言うと、CPAが一般的なリード獲得広告の5分の1ほどの効率でリードを獲得できている。商談でも「こんなのができたんだ」という声をいただいていて、期待は大きい。
この数字の背景にあるのは、クリエイティブの巧みさというより、商品力そのものだと思っている。「あったらいいのに、でもなかった」ものを作れた自負がある。みんなのニーズに合っていて、これまでできなかったことができるようになった——そこが大きいのだろう。
商談で特に刺さっていたのは、SNS・メルマガ・ブログをすべて一気に更新できるという点だ。AI対談で質問に答えながら話すだけでコンテンツが成立するので、事前の準備がほとんどいらない。準備なしに話した内容だからこそ本心が出てくる。その対談がX、Threads、LinkedIn、ブログ、メルマガへと一気に展開される——ここが響いていた。
AIの質問の精度については、設計を重ねるなかで確実に鋭くなってきている。台本の設定もできるので、私の場合はAI開発がビジネスや生活をどう変えていくかというテーマで話せる対談相手のレベル感を今設定しているところだ。
「自分好みに育ってきたか」と問われると、正直まだ2割ほどという感覚だ。撮影本数がまだ少ない。ただ、AIとのやり取りの中でOK・NGのシグナルを返し続けることで、「あなた好みに近づいています」というパーセンテージとして見える化している。喋った内容から何を言いたい人なのか、どのレベル感の人なのかをデータとして蓄積し、AIに判断させる設計だ。10〜15本ほど撮って修正を重ねれば、もう少し自分好みに近づいていくと思っている。
発展途上な部分も正直に言う。AI対談の精度だ。いい質問を投げてくることはあるものの、今はまだ編集ありきになってしまっている。音声AIそのものの進化なのか、文字起こしから音声読み上げまでのプロセスの短縮なのか、何らかのアップデートが必要な部分だ。レイテンシーについては現時点では犠牲にして、内容の質を優先している。フィラーカットは自動で対応しているので、編集でカバーするという方針だ。
voicepressという名前には、WordPressへのオマージュがある。WordPressは「テキストで考えを発信する」プレスだとすれば、voicepressは「声で考えを発信する」プレスだ。WordPressのアップデート版という位置づけになれればと思っている。
WordPressは扱うのに技術が必要だったが、voicepressは喋れさえすれば自分の考えを世に発信できる。それがSNSに展開され、広告をかければさらに広がっていく。声による発信が当たり前になれば、世界展開も視野に入ってくる。
届けたいのは、地道に真面目にやってきた人たちだ。発信には「ちょっと気をてらったことをしなければいけない」という印象を持っている人が多い。でも、誰でも自分のやっていることを広く発信できる世界を作っていきたい。声さえあれば、本音を届けられる——そういう世界を目指している。
Profile

2012年 東京大学卒業後、みずほ銀行にて中小企業営業に従事。 2015年 国土交通省鉄道局に出向し、財源管理・法改正業務に従事。 2016年 個人事業としてアフィリエイト開始。 2017年 みずほ証券金融公共法人業務部公共セクターにて投資銀行業務に従事。 ASPの月間報酬ランキング全国TOP10入りを果たす。 2018年 株式会社UNDONE JAPANを設立し、代表取締役に就任。 2019年 当社設立。
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