子育てに必要なのは「時間」より「丁寧さ」
三重県四日市にある海の星カトリック幼稚園の園長・神馬久美さんは、20年以上にわたり保育と子育て支援の現場で多くの親子と向き合ってきました。その経験から導き出した答えの一つが「子育ては時間をかけることよりも、どれだけ丁寧に関わるかが大切」という考え方です。
「子どもは誰しも愛されたい存在。たった1分でも抱きしめるだけで心は満たされる」という言葉は、多忙な毎日を送る保護者にとって心強いメッセージとなるでしょう。

地域とつながる子育て支援のあり方
現代社会では核家族化や共働きの増加により、子育ての悩みを一人で抱え込む家庭も少なくありません。神馬園長は、幼稚園を「保護者にとっても安心できる場所」として開放し、子育て講座や相談を積極的に実施してきました。四日市市の地域支援制度や巡回相談員との連携を通じ、発達に不安を抱える子どもたちにも寄り添い、成長を後押ししています。
「子どもは親だけでなく、地域の人や保育者など多くの関わりの中で育つ」という言葉どおり、幼稚園が地域と家庭をつなぐ役割を果たすことが求められています。

愛された子は愛する大人へと成長する
神馬園長が大切にしている理念は「愛された子は愛することができる大人になる」というものです。幼少期にしっかりと愛情を受け、共感を通して自己肯定感を育んだ子どもは、やがて他者を思いやり、地域社会に貢献できる人へと成長します。
子育てに迷った時こそ、一人で抱え込まずに地域や園に相談してみることが重要です。四日市市のように地域全体で子育てを支える仕組みがあれば、親も子も安心して成長の過程を歩むことができます。
子育てに悩む保護者の方に向けて、「完璧を求めず、周囲とつながりながら子どもに寄り添う」というヒントを与えてくれるはずです。
ご紹介
Profile

学校法人海の星学園 海の星カトリック幼稚園
園長
三重県菰野町出身。上智大学外国語学部英語学科を卒業後、英語教育や通訳に従事。2003年より現職。
英語教育の経験と海外生活を活かし、園児が日常の中で自然に英語を使える環境を導入。毎朝の英語インタビューや30種類以上のフレーズ活用により、子どもたちが楽しみながら英語を身につけられる保育を実践している。
毎月発行する子育てニュースレター「て・くむ」は260号を超え、保護者や地域にも広く親しまれている。
また、Worldwide Marriage Encounter日本代表夫婦として夫婦の絆を深める活動に取り組むほか、「典礼聖歌アンサンブル」の団員として全国で演奏活動を行っている。6人の孫を持ち、家庭・地域・教会をつなぐ教育者として歩み続けている。

1975年愛知県名古屋市生まれのラジオパーソナリティー、スポーツアナウンサー、声優、朗読家。 趣味はJリーグ観戦とBリーグ観戦。
活動実績: テレビCMナレーション:「日本ハム彩りキッチン」「静岡イトーグループ」「丸美産業」など ラジオCMナレーション:「どんどん庵」「中日転職BOX」「立岩」など