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測量とは?伊能忠敬から現在まで──札幌のモリ技術コンサルに聞く仕事の中身

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測量は、私たちの生活の基盤を支える重要な仕事ですが、その実態や魅力を知る機会は限られています。今回、株式会社モリ技術コンサルの代表取締役である槇憲房さんをお迎えし、測量業務の詳細やその魅力についてお話を伺いました。槇さんは、北海道エリアを中心に土地の測量を行う同社の代表として、測量技術の進化やその必要性について深い知識を持っています。測量の歴史から現代の技術、測量師に必要な資格やスキルまで、多岐にわたる話題をカバーし、業界の現状や抱える課題、さらには未来への展望についても語っていただきました。測量がいかに社会基盤を支えているのか、またどのような人物がこの仕事に向いているのか、「測量業界」を知る上で興味深いエピソードが満載です。特に、測量業界が直面している人手不足や、未来の技術革新にどう対応していくのかについても触れています。測量業界に興味がある方、地域貢献に携わりたい方、あるいはキャリア選択を考えている方にとって、非常に有益な内容が詰まったインタビューです。

【株式会社モリ技術コンサルのホームページ】

https://mori-tec.jp

測量とは、何をする仕事なのか

株式会社モリ技術コンサルは、北海道札幌市で土地の測量を行う会社です。札幌市周辺のエリアを中心に、公共事業を多く請け負ってきました。代表取締役の槇憲房さんに、測量という仕事を伺いました。

まず、測量とは何か。槇さんの説明は2段階でした。

ものすごく簡単に言えば――土地の角度と距離を測る仕事

もう少し詳しく言えば――地球の表面地形、建物の位置や高さ、距離を測定して、地図や設計図を作成する技術です。

ここで一つ、正確に押さえておきたい点があります。測量は「建物のベースを作る」仕事だと思われがちですが、槇さんによれば「建物を建てる位置を決める」というほうが正しいのだそうです。

どうやって測るのか──三角点と基準点

では具体的に、何を基準にして測るのでしょうか。

出発点になるのは、国が定めた三角点です。全国に何点も存在するこの点を基本として、そこから基準点を細かいところまで下ろしてきて、それをベースに測っていきます。

基準点には一級・二級・三級・四級という段階があります。国全体の骨格から、目の前の土地まで、階層的につながっているわけです。

あわせて必要になるのが書類の確認です。土地は法務局で登記されているため、その資料を調べ、その土地がどうなっているかを把握したうえで現地の測量にあたります。

伊能忠敬は、50歳から測量を学び始めた

測量の歴史として槇さんが挙げたのが、江戸時代の伊能忠敬です。

有名な話ですが、改めて数字で見ると驚きます。伊能忠敬が測量を学び始めたのは50歳になってから。そして56歳から全国の地図を作り始めたのです。

その年が1800年(寛政12年)。そして出来上がった地図は――いまの地図とほとんど変わらない精度でした。

専門家である槇さん自身が「本当に変わらなくて、逆に言うとびっくりする」と語るほどです。全国で展示会も開かれており、実物を見たことがある人もいるでしょう。

当時の測り方はいたってシンプルでした。歩いて測る。歩きながら場所ごとに点を引き、測っていったのだといいます。

縄から、巻尺から、光へ

測量の道具は、時代とともに変わってきました。槇さんが整理してくれた変遷が分かりやすいので、そのまま紹介します。

  • 昔はで測っていた。ただし縄は伸びるので不正確
  • その後は鉄尺――金属でできたスケール、巻尺のようなもの
  • 現在はレーダーの光が反射する時間で距離を測る

測るという行為そのものは変わらないのに、精度と速度だけが飛躍していく。技術の歴史がそのまま道具に表れています。

ちなみに測量にかかる期間は、土地の広さ次第。小さな土地なら1日で終わることもあれば、広大な土地では何日もかかるといいます。

測量士になるには

測量は、専門の知識を持った人が行う仕事です。資格には測量士測量士補があり、測量士のほうが上位にあたります。

測量士になるルートは大きく2つ。

  1. 国家試験を受ける
  2. 卒業後に資格を取得できる大学・短大・専門学校を卒業し、約2年の実務経験を経て、国土地理院に測量士として申請する

公共工事の現場では

同社が手がけてきた公共工事の中身も具体的でした。多いのは道路河川改修です。

道路の場合、新しい道路を作るときの測量や、既存の道路の幅を広げるときの測量にあたります。

建物も道路も、まず「どこに作るか」を決めなければ始まりません。その一番はじめの一歩に、測量という仕事があります。

※本記事は、ラジオ番組でお話しいただいた内容をShikisai編集部が記事としてまとめたものです。発言は趣旨を損なわない範囲で整理しています。資格制度の詳細は最新の公的情報をご確認ください。

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Profile

槇 憲房

株式会社モリ技術コンサル
代表取締役

槇 憲房

まき のりふさ

昭和30年(1955年)創業、北海道札幌市に拠点を構える株式会社モリ技術コンサルの代表取締役。  「私共が行っている測量は、人々の財産である土地の調査業務ですから慎重に正確に仕事をしなければならない。」ということを一番重要な責務として、創業以来、変わらず、信念を持って今までもこれからも地域社会の生活の基盤を作っていく。

辻 紗樹

辻 紗樹

つじ さき

経歴2016年4月~2019年2月:瀬戸内海放送(KSB)報道部所属アナウンサー2019年3月~2021年3月:NHK和歌山放送局アナウンス部所属キャスター2021年4月~2021年7月:舞夢プロダクション所属フリーアナウンサー2021年8月~現在:Jプロダクション所属フリーアナウンサー2022年:活動拠点を東京に移す主な担当番組KSB:「スーパーJチャンネル」お天気キャスター、「KSBニュースview」ニュースキャスターNHK和歌山:「ギュギュっと和歌山」ニュースキャスター、「ウィークエンド関西」番組リポーター

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