Panasonicで研究開発に携わりながら、独学で投資を学び続けてきた奥澤智宏さん。研究職という安定したキャリアを歩みながらも、環境の変化をきっかけに専業トレーダーへ転身し、現在は「ウェルネス総合投資アカデミー」の代表講師として多くの受講生を指導しています。投資を「学問」と捉え、手法・アウトプット・メンタルコントロールを三本柱として体系化した奥澤さんの歩みには、試行錯誤と実体験に裏付けられた独自の哲学が見られます。本記事では、投資に対する姿勢、スクール運営の背景、そして受講生の未来に寄せる思いについて伺いました。
目次
研究職から投資へ|800万円の急騰と暴落がもたらした“学びの原点”
石塚:
本日のゲストは、ウェルネス総合投資アカデミー代表講師の奥澤智宏さんです。今日はよろしくお願いします。
奥澤さん:
よろしくお願いします。
石塚:
まず、簡単に自己紹介をお願いできますか。
奥澤さん:
奥澤智宏と言います。もともとはPanasonicで研究開発の仕事をしていました。趣味で投資を始めていたのですが、続けていくうちに生活できる程度の収益が得られるようになり、思い切って会社を辞めて専業トレーダーになりました。その後、半年ほどして投資スクールを立ち上げた、という流れになります。
石塚:
投資スクールはもう11年続いているんですよね。それだけ続くというのは信頼性がありますよね。
奥澤さん:
自分で言うのもあれですが、日本で一番真面目にやっている投資スクールだと思っています。
石塚:
確かに、もう言葉の端々から“真面目に積み上げてきた”感じが伝わってきます(笑)。
Panasonicではどういったキャリアを歩まれていたんでしょうか。
奥澤さん:
大学では有機化学を学んでいました。薬の素材や化学材料について研究していました。Panasonicに入ってからは、材料開発ですね。最初は有機ELなどを担当して、後半は電池関連の材料開発をしていました。化学の知識を生かして、新しい材料の提案などを行っていました。
石塚:
そこから専業トレーダーに転身するのは大きな決断ですよね。どういう思いがあったのでしょう。
奥澤さん:
意識の高い話になると期待されるかもしれませんが、実際、最初の動機は“楽をしたい”でした(笑)。投資で食べていけたらいいかな、という軽い気持ちからでした。
石塚:
そうだったんですね。でも研究職ってやりがいが大きい仕事だと思います。その環境を離れるほどのきっかけがあったということですか?
奥澤さん:
仕事自体は大好きでした。新しいものを生み出すことが楽しくて。ただ、人間関係がうまくいかなくなって、昇格なども難しい雰囲気になり、次の異動が決まったころには「やめるだろうな」という気持ちがありました。気持ちよく働ける状態ではなかったので、転勤の辞令が出た翌日に退職届を出しました。上司は驚いていましたね。
石塚:
その時点では投資で生活できる見込みがあったのですか?
奥澤さん:
はい。すごく大きい金額ではありませんが、生活はできる程度には稼げていました。そこから、テクニカル分析を使って株式中心にトレードをしていましたね。

初期の成功と大きな挫折|リーマンショックが教えた“投資の本質”との出会い
石塚:
テクニカル分析を中心に投資をされていたとのことですが、投資を学び始めた頃のお話も伺いたいです。最初から順調だったのでしょうか。
奥澤さん:
全然そんなことはなくて、むしろ最初はろくに勉強もせずに始めたんです。私が投資を始めたのは2001年で、当時は中国が“世界の工場になる”と盛り上がっていて、何を買っても上がるような相場だったんですね。今思うと無謀なんですが、初任給のボーナス50万円を全部中国株に入れたんですよ。そしたらたまたま運よく大きく上がって、800万円くらいになったんですね。勉強してなくても勝ててしまった時代でした。
石塚:
すごいですね。それだけ上がると「このまま人生うまくいくんじゃないか」と思いますよね。
奥澤さん:
まさにそう思ってました(笑)。でも当然そんなに甘くなくて、リーマンショックで全部崩れました。800万が400万、200万と一気に落ちていく。上がるのが早いものは下がるのも物凄く早い。ボーナスが出るたびに追加で入れていたので、下落すると本当に苦しかったです。
石塚:
精神的にもきついですよね。
奥澤さん:
当時は会社に携帯持ち込みができたので、10分おきにチャートを見てました。市場が閉まって動いていない時間ですら、気になって眠れない。半分うつ状態みたいなところまで追い込まれて、「このままだと人生終わる」と思うくらいの状況でした。
石塚:
そこで一度損切りをされたんですよね。
奥澤さん:
はい。思い切って損切りしたら、その直後にまた上がるという“投資あるある”みたいな展開になったんですね。でも、そこからが本当のスタートでした。寝る時間以外は勉強して、とにかく知識を入れても勝てなくて。そんな中、元銀行員の方に「投資を教えてあげる」と声をかけられたんです。
石塚:
どういう経緯だったんですか。
奥澤さん:
その方は投資の先生になりたかったけど、パワーポイントなどの資料作りができなかったんですね。一方で、私は資料作成が得意だったので、「資料の作り方を教える代わりに、投資の知識を全部教える」という交換条件で学ばせてもらいました。
石塚:
そこで投資の本質的な学びが得られたということですね。
奥澤さん:
そうですね。結局、投資の本質は“上か下かを当てるだけ”なんです。だからこそ「勝てる形だけを狙う」「資金管理を徹底する」という2つが最重要だと教わりました。プロは負ける前提で資金管理をするんですけど、初心者は勝つことだけ考えて無茶をする。私自身も例外ではありませんでした。
石塚:
確かに頭では分かっていても、守るのは難しいですよね。
奥澤さん:
そうなんです。欲が出てルールを破っちゃうんですよね。だから毎週、玉造のカフェで個別指導を受けながら、「守れ」と何度も言われ続けました。少しずつですがメンタルが整って、ようやく稼げるようになっていきましたね。

専業トレーダーの現実|安定と空虚を経てたどり着いた“教育者”としての原点
石塚:
そこから専業トレーダーとして生活が成り立つまでには、どれくらいの期間があったのでしょうか。
奥澤さん:
コツコツ続けながら、本業の収入もあったので心が安定していたのが大きかったですね。負けても生活はできるので、無理なトレードをしなくて済む。そうやって冷静にやっていると資金が自然に増えていく。本業ではお金をあまり使わないタイプだったので、資金が溜まりやすかったというのもあります。大体3年くらいで、いつ辞めてもやっていける程度になっていましたね。
石塚:
それが転勤をきっかけに辞める決断になった。
奥澤さん:
そうですね。人間関係のこともありましたし、新築のマンションを買ったばかりだったので「転勤してここを離れるのは嫌だ」という気持ちもありました。ただ、仕事は嫌いではなかったので本当に迷いました。でも、次の日には「なんとかなるだろう」「面白い人生を歩みたい」と思って退職を決めました。
石塚:
辞めてからはしばらく専業トレーダーの生活だったんですか。
奥澤さん:
そうです。最初の半年くらいは梅田のカフェに行ったり、ランチしてトレードしたりという“理想のだらだら生活”を続けていました。でも、これがとんでもなくつまらないんですよね(笑)。暇すぎて、全然充実しなかったです。
石塚:
いざ自由になると、逆に空虚になることありますよね。
奥澤さん:
まさにそれで、やはりPanasonicで働いていた時は“社会に貢献したい”という気持ちで入社したので、その感覚がどこかに残っていたんでしょうね。
半年経った頃、「自分のスキルは誰かの役に立つかもしれない」と思って、人間関係に悩む人や次のステージを目指す人に寄り添いたいという考えが出てきて、スクールを始めることにしました。
石塚:
投資スクールを始めたのが2014年ですね。どんなスクールをつくりたいと思っていたのでしょうか。
奥澤さん:
“専業トレーダーになる”というよりも、本業を持ちながらプラスαの収入を得られるようになって欲しいと思っていましたね。現在もそこは大事にしています。時間をかけず、メンタルを崩さず、コツコツと積み上げられる手法を伝えるスクールにしたいと思って始めました。
石塚:
なるほど。最初はどんな形でスタートしたんですか?
奥澤さん:
私は石橋を叩いて渡るタイプなので、最初から有料にする自信がなかったんです。教えられるかどうかも不安でした。そこで半年くらい、梅田の生涯学習センターで月1回、無料で教えて実験していました。もともと家庭教師をしていたので教えることは好きだったんですけど、「投資を教える」というのができるかどうかを確認したかったんです。
石塚:
無料受講者がそのまま有料にも?
奥澤さん:
そうなんですよ。「有料でも入りたい」と言って入ってくれた人がいて、その方が友人を連れてきてくれたりして、自然と広がっていきました。そこから軌道に乗り始めましたね。

投資スクールを学問化する|手法・アウトプット・メンタルの三位一体系の教育論
石塚:
投資スクールというと、世の中的には“怪しい”というイメージを持つ人もいますよね。
その点について、どのように捉えていらっしゃいますか。
奥澤さん:
まあ、正直に言うと、世の中の投資スクールの多くは怪しいと思います。私が言っても信じてもらえるかどうかは分からないですが。ただ、ウェルネス総合投資アカデミーは違います。私たちは投資を“学問”として捉えてもらっています。
石塚:
学問として、というのはどういう意味でしょうか?
奥澤さん:
お金が関係すると、人はメンタルを崩します。負けたら感情が暴走して取り返そうとする。勝っても調子に乗る。だから、まず“お金そのもの”と距離を置く必要があるんです。その上で、投資を学問として扱い、私たちは投資の学びを3つの柱に分けています。
①トレード手法(テクニカル分析)。
チャートの形から、確率的に優位な場面で勝負するための知識です。
②アウトプット学習。
やらないと絶対に身につかない。「分かった気になっているだけ」の状態を避けるために実践を重視します。
③メンタルコントロール。
これは投資に限らず、あらゆる分野で重要だと思います。
この3つを“学問として”身につけてもらうことで、感情に左右されずにトレードできるようになるんです。
石塚:
多くの人にとって、メンタル面は軽視されがちですよね。
奥澤さん:
そうなんです。最も重要なのがメンタルなのに、そこを理解していない人が多いですね。だからスクールでも、メンタルコントロールの重要性をしつこいほど伝えています。ただ、人は一度で理解しないので、私は8ヶ月のカリキュラムの間、ずっと同じことを言い続けます。1ヶ月目と8ヶ月目では、受講生の成長によって聞こえ方が変わるんですよ。
石塚:
受講生の皆さんは、実際どれくらい成果を出されているのでしょうか。
奥澤さん:
個人差はありますが、スクールには“保険”のような仕組みを入れています。自動売買のソフトです。設定しておくだけで、自動で取引してくれる。17年間負けなしの実績があるもので、年利10%を安定して狙えます。
石塚:
17年間負けなしはすごいですね。
奥澤さん:
自分のために作ったプログラムだったんですが、仲の良い受講生に渡したら「なんで配らないの?」と言われて。ただ、投資に絶対はないので、もし失敗したら恨まれるかもしれないと思って怖かったんです。そこでリスクを上げて検証し、4年間負けなしを確認した上で提供しています。
石塚:
そのルールはどんなものか教えていただけたりしますか?
奥澤さん:
すみません、法律的な観点から細かいルールは言えないんです。ただ、メンタルが入らない分、プログラムは感情のブレがない。淡々とルール通りに動けるという点は大きなメリットです。
石塚:
自動売買は土台として、その先の“裁量トレード”にもつなげていくということですね。
奥澤さん:
そうです。年利10%でも十分すごいことなんですが、裁量トレードならもっと上を狙えます。ただ、非常に難しいので、まずは自動売買で“勝てる土台”を作ってからチャレンジしてもらう。それが考え方の流れです。裁量トレードでは年間30%程度を目指すイメージですね。
石塚:
他に奥澤さんのスクールならではの特徴はありますか?
奥澤さん:
一番の特徴は「トレード大会」です。チーム戦でやるのですが、日本人って本当に“人に迷惑をかけたくない”という気持ちが強いんですよ。デモトレードでも、チームの足を引っ張りたくないから必死に学ぶんです。普段の10倍くらい勉強する人もいますね。そのため、アウトプット学習に最適なんです。

見えない力とメンタルブロック|投資の成果を阻む“心の壁”へのアプローチ
石塚:
スクールの特徴として、他にも何か意識されている部分はありますか?
奥澤さん:
これは日本にはほとんどないと思いますし、言いすぎると叩かれそうで少し言いづらいんですが……。
実は、“見えない力”を使った指導も取り入れているんです。
石塚:
見えない力、ですか?
奥澤さん:
はい。2年ほど前からスピリチュアル的なことを学んでいて、経営者の中には神社への参拝や祈りを大切にして成功されている方も多いです。そういう背景もあり、私自身も学び始めました。その過程で、「お金のメンタルブロック」というものの存在を理解したんです。これがあると、どうしても成功しづらいんですよね。
石塚:
具体的にはどんなものなのでしょうか?
奥澤さん:
例えば、少額なら勝てるのに、資金が何千万規模になると怖くてトレードできなくなる人がいます。これがメンタルブロックの典型です。生まれてからの経験、親からの影響、いわゆるカルマのようなものによって形作られると言われています。
私は、カウンセリングをしながら、その感情を“エネルギーで消す”という方法を取り入れています。怪しいと思われるかもしれませんが、私自身が効果を体感したからこそ採用しているやり方です。
石塚:
奥澤さん自身が体験されたんですか?
奥澤さん:
はい。大阪に住んでいた頃、メンタルブロックを解消するスクールの先生のところに行ったんです。うちの子どもが家の中で騒いだり、おもちゃを片付けないことに毎日イライラしていたんですね。すると先生が「それはメンタルブロックだよ」と言うんです。
そしてカウンセリングの後にエネルギーをかけてもらったら、翌日から本当にイライラしなくなったんですね。泣いていても寄り添えるようになったんですよ。これは衝撃でした。
石塚:
それはすごいですね。
奥澤さん:
さらに子どもにも効果があって、例えば小学校受験の「話の記憶」というテストで、以前は5問中4,5問間違えていたのが、自信のなさが原因だったんです。そのブロックを消したら、次の日から5問全部正解できるようになりました。他にもスイミングで年上のお兄ちゃん・お姉ちゃんと比べて自信をなくしていたのも、ブロックを消したら楽しめるようになったんですね。
私自身も応用していますが、本当に人生が楽になります。これを投資にも応用しようと思ったのがきっかけです。
石塚:
受講生の方々にもこれを?
奥澤さん:
はい。投資にはメンタルが大きく関わりますから、メンタルブロックがあると勝てない。なので、希望される方にはセッションを行い、不要な感情やブレーキを外すお手伝いをしています。投資の技術とメンタルの両面からサポートできるスクールは、他にはなかなかないと思います。

唯一無二のスクールづくり|自己成長を続ける講師としての姿勢と、未来へつなぐ投資教育
石塚:
スクールを11年続けてこられましたが、今後さらに力を入れていきたいことや展望はありますか?
奥澤さん:
受講生が本気で頑張っているので、運営する側も成長していかないといけないという思いがあります。そこで私は毎年テーマを決めて、自分自身がチャレンジするようにしています。
まず5年前には、金融アナリストの資格を複数取得しました。受講生が安心して学べるようにというのが理由です。テクニカルアナリストなど、広く知識を得ることで、より的確に質問に答えられるようになりました。
次の年には、「この先生は本当に勝てるのか?」という受講生の不安を払拭するため、FXのトレード大会に出場しました。4〜5千人規模の大会で、私は4年連続で10位以内に入りました。
(元受講生である妻も一緒に参加して、1回だけ私より上の順位(妻7位、私8位)を取ったこともあります。それ以来、あまりアドバイスを聞いてくれなくなりましたけどね(笑)。)
その次の年には、先ほど話した“見えない力”を習得しました。受講生の「お金のメンタルブロック」を外すために必要だと感じたからです。
そして今年は、コンサル力を上げたいという思いから IQ を高めようと考え、MENSAに挑戦し、妻と一緒に合格しました。
こうして受講生だけでなく、自分自身も進化し続けることで、スクール全体を成長させたいと思っています。
石塚:
スクールを成長させた先に、どんな未来を描いているのでしょうか。
奥澤さん:
広げるつもりはあまりなくて、とにかく“唯一無二の、最強の投資スクール”にしたいと思っています。
その中で、受講生には専業トレーダーになることを目指してほしいわけではありません。
・本業を持ちながら、プラスアルファの収入源をつくる。
・時間・精神・お金、この3つに余裕のある状態をつくる。
こういう “豊かさ” を持つ投資家を育てたいと思っています。
そして投資で余裕が生まれれば、次は“社会に貢献する”ステージに進んでほしいですね。
人によって貢献の仕方は違うので、持っているスキルを生かして人を幸せにしてほしいと思っています。
投資を教えられる人になってもいいし、全く別の分野で誰かをサポートしてもいい。
そういう 豊かさの連鎖 が広がれば、世の中はもっと良くなるはずだと思っています。
もともとは「楽したい」という気持ちから始めた投資ですが、今は意識も変わって、世の中を良くするためのスクール運営をしたいと考えています。
石塚:
ありがとうございます。最後に、投資に興味を持っている方へメッセージをお願いします。
奥澤さん:
投資は、知っているか知らないかで大きく差が出る世界です。怖がらずにチャレンジしてほしいと思います。そして、精神的・金銭的・時間的に余裕のある状態をつくり、その力をぜひ社会に還元してほしいです。
ウェルネス総合投資アカデミーは半期に一度の募集です。途中から人が入ってくると、長く学んできた受講生にとっても負担がかかるので、あえて同期間でスタートする仕組みにしています。
授業は土曜と月曜の夜にオンラインで行っています。動画も用意していますが、一番大切なのはアウトプットなので、トレード大会などを通じて「みんなで成長していく」スクールにしています。毎期20〜30人くらいが仲間として参加してくれています。興味を持っていただけたら、ぜひお問い合わせいただければ嬉しいです。
編集後記
今回の番組では、奥澤さんが投資を「再現性のある学び」として扱っている点が特に印象に残りました。経験則ではなく、手法・アウトプット・メンタルを体系化し、学問として伝える姿勢が非常に明確です。また、投資の成果を左右する心理面について、単なるメンタル論を超えて、受講生の負荷や心の癖に丁寧に向き合う姿勢も特徴的でした。
さらに、自動売買の導入やトレード大会など、実践の負荷を適切に設計する工夫が随所に見られ、11年間継続できるスクールとしての土台の強さを感じます。奥澤さん自身が毎年テーマを設定し、資格取得や大会参加を通じて“講師としての進化”を続けている点も、スクールの信頼を支える大きな要素だと理解しました。
投資の技術を教えるだけでなく、時間・精神・お金の三要素に余裕をつくり、その先の社会貢献まで視野に入れた教育思想は、投資スクールの枠を超えた価値を持っています。静かで実直な姿勢の裏側に、長く積み重ねてきた思考の深さを感じる取材でした。
ご紹介
Profile
ウェルネス総合投資アカデミー
代表講師
東北大学大学院修了後、Panasonic株式会社の研究開発職としてキャリアを開始。転勤を機に独立し、投資教育の専門家として20年以上にわたり、投資メソッド、投資心理学、メンタルブロック解除、資産構築を体系的に研究・指導している。
多忙なビジネスパーソンでも短時間で実践できる「10ミニッツ資産構築法」を確立し、約10年間で1,500名以上に提供。受講生からはFXDD主催トレード大会で3名の優勝者を輩出しており、年利30〜50%の安定的リターンを目指す再現性の高さが評価されている。
自身はFXDD主催の海外トレード大会で4年連続トップ10入り、最高月収2,550万円、17年間負けなしのFX自動売買ソフト開発などの実績を持つ。資産運用EXPO関西への登壇や大阪日日新聞でのコラム執筆など情報発信も行う。
資格は、CFTe®(認定テクニカルアナリスト)、CCMA®(日本証券アナリスト協会検定会員補)、心理学検定1級を保有。
株式会社ウェブリカ
代表取締役
新卒でメガバンクに入社し、国土交通省、投資銀行を経て独立。腕時計ブランド日本法人の立ち上げを行い、その後当社を創業。地域経済に当事者意識を持って関わりながら、様々な企業の利益改善や資金調達を、デジタルや金融の知見を持ってサポートしています。 ■編集長インタビュー 「メディア「地域色彩」立ち上げの背景とは?株式会社ウェブリカ・石塚直樹が語る地域企業活性化のビジョン」 https://chiiki-shikisai.com/webrica-ishizukanaoki/