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機能ガラスはリサイクルできない?名古屋・津田硝子の三代目が向き合う廃材

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愛知県名古屋市で67年の歴史を持つガラス工事会社「津田硝子株式会社」。その3代目である津田慎介さんが、ガラス業界の中で感じた「もったいない」に光を当て、持続可能な社会の一歩を踏み出しました。使用されなかった新品のガラスを処分せず、アクセサリーやアート作品として再生。子どもも参加できるワークショップや、新たに開設したDIYコミュニティスペースで、ガラスの魅力や建設業の現場を広く伝えています。本番組では、津田さんの人生の転機や、未来に描くガラス資源活用のビジョン、そして万博出展に至るまでのストーリーを深く掘り下げました。身近なエコを考えるきっかけにもなる、心に響く30分間です。

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津田硝子株式会社とは

津田硝子株式会社は、愛知県名古屋市を拠点とする創業67年目のガラス工事会社です。東海エリアをメインに、ビル、マンション、ホテルなど大きな建物のガラスを取り付ける仕事を手がけています。代表取締役の津田慎介さんは三代目にあたります。

もっとも、家業を継ぐつもりで育ったわけではありません。小さい頃は、父親がガラス屋をしていることすら知らなかったといいます。大学卒業後は都内でガラスとは全く関係のない仕事に就いていました。

転機は父からの呼び戻し。そこから名古屋の別のガラス会社で3年間修行し、自社に戻りました。

湘南のサーファーたちに教わったこと

津田さんの環境への意識には、東京勤務時代の原体験があります。

当時住んでいたのは湘南。父の影響でサーフィンもかじっていました。そこで親しくしていたサーファーの父親たちの姿を、度々目にします。

早朝の海に入り、上がるときにサーフボードを片手に、ゴミを一掴み掴んで家に帰る。

自分たちが好きな環境を、自然と、無理なく体現している。その姿に強く感銘を受けた津田さんは、こうしたサステナブルな取り組みを自分のライフスタイルに取り込みたいと考えるようになりました。

倉庫にあったのは、これから使うガラスではなかった

会社に戻った津田さんは、建設業への違和感も抱えていました。大きなプロダクトに携わるほど金額ありきの仕事が多くなる。社員自身の働く満足度もなかなか高めてあげられない。この環境をずっと続けるのか、とくさくさしていたといいます。

そんなとき、会社の倉庫にやたらとガラスが多くあることに気づきます。

これから現場に配送されるものだろう――そう思っていた津田さんですが、実際は逆でした。すでに現場から持ち帰ってきたガラスだったのです。

しかも中身が問題でした。もともとはまっていたガラスが割れたので外して持ち帰った、というものならまだ分かります。実際に多かったのは――建設途中で仕様変更になり、ガラスとして発注済みなのに「もう要りません」と言われてしまったガラスでした。

規格が変わってしまっただけで、作ったのに何も果たさず役目を終える。しかも会社の側から見れば、材料代を払ったうえに、さらに廃棄業者にお金を払って処分してもらうことになります。もったいない、では済まない話です。

機能を高めたガラスは、リサイクルできない

ここで、ガラスという素材が抱えるもう一つの問題が出てきます。

昔の板ガラスは、基本的にすべてリサイクルできました。ガラスは再生できる素材、というイメージを持っている人も多いはずです。

ところが現在は違います。住宅にも使われている断熱性能を高めたガラスや、割れたときに飛び散らないようにした安全性の高いガラス――こうした機能性を持ったガラスは、いまリサイクルできず廃棄処分となってしまっているのだといいます。

性能を上げたことが、再生を難しくしている。ガラス業界が直面している、皮肉な構図です。

10ミリの隙間に、1トンのガラスを収める

あわせて語られた、ガラス工事という仕事そのものの話も印象的でした。

ガラスが入る枠をサッシといいます。そこに取り付ける際、大きなガラスであっても10ミリあるかないかの隙間に入れていかなければなりません。

しかも重さは1枚で1トンに達するものもあります。機械を使いつつも、最後は人の力で収めていく。津田さんの言葉を借りれば「本当に至難の技」。ミリ単位で動く職人の世界です。

キラキラとしたガラス張りの建物が街に増えていく裏側で、リサイクルできない廃材が積み上がっている。三代目が向き合っているのは、その現実でした。

※本記事は、ラジオ番組でお話しいただいた内容をShikisai編集部が記事としてまとめたものです。発言は趣旨を損なわない範囲で整理しています。ガラスのリサイクル可否は種類や地域の処理体制によって異なります。

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Profile

津田 慎介

津田硝子株式会社
代表取締役

津田 慎介

つだ しんすけ

名古屋市を拠点とする津田硝子株式会社の3代目代表。外資系ディーラー勤務を経て家業に戻り、2023年より代表取締役として本格的に事業を承継。ガラス工事を軸にオフィスや商業施設、ホテルなどの施工を手がける一方、使用されずに廃棄されるガラスの多さに課題を感じ、アクセサリーやアート作品へのアップサイクル事業を展開。地域イベントやワークショップも開催し、ガラスの魅力や循環型社会への意識を広めている。理想は「捨てずに活かす」社会の実現。都市環境の美しさと持続可能性を両立する企業づくりを目指す。

星乃 心美

星乃 心美

ほしの ここみ

【職歴】(株)リュードリュー ホットヨガ インストラクター業務(1年間)(株)アディスミューズ 建築事務所総務部にて、来客応対 勤怠管理など(3年間)2010年よりフリーランス活動【趣味】フラダンス、旅行、料理、映画鑑賞、マラソン【特技】バレエ(18年)声楽(10年)【実績】<TVリポーター、ナレーションなど>テレビ埼玉「ごごたま」J:COM千葉セントラル・東京北・神奈川県央各局「デイリーニュース」JCN足立「妻好・アッコの足立広報」「MAQUIA ONLINE」CM「旅フェア」CM「アクサハッピー劇場」WEB CM「ショップチャンネル」<ラジオ パーソナリティ・リポーター>FM世田谷「Setagaya Goes On」ラジオ成田「Morning View NARITA Radio Café」レインボータウンFM「大江戸ワイドスーパーアフターヌーン」<ミュージカル出演>「赤毛のアン」ダイアナ役(東京国際フォーラム 2013年)「GANG」プラム役<イベント・展示会MC>「東京モーターサイクルショー2013」MIDLANDブース「DNP 記者発表会」「SONY ランドセル贈呈式」「千場義雅トークショー」(新宿高島屋)<映画出演>「口裂け女 リターンズ」シズコ役「海に降る雪」看護婦役

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