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自分史を映像に残す「ホームドキュメンタリー人生礼賛」とは?伊﨑匡志に聞く

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広告マンとしてキャリアを重ねた伊﨑匡志さんが挑むのは、「映像による自己表現と社会貢献の接点」。株式会社プレゼンスが展開する「ホームドキュメンタリー人生礼賛®」は、自己肯定感を高める“前向きな人生の振り返り”として注目を集めています。

介護・看取りの経験から生まれたこの事業は、シニア層を中心に家族間の感謝や記憶の継承、さらには自社のブランディング映像としても活用されており、広告と福祉の新たな融合とも言える試み。番組では、映像制作の流れや想い、差別化のポイントまでを丁寧に深掘りしています。人生100年時代にふさわしい、新しい自己表現の選択肢として必聴です。

株式会社プレゼンスとは

株式会社プレゼンスは、埼玉県八潮市に拠点を置く会社です。設立は2022年6月と、まだ若い会社ですが、事業の柱は2つあります。

1つは広告マーケティング事業。代表取締役の伊﨑匡志さんが長年広告代理店に勤務してきた流れを汲むもので、広告代理店を通じた大手不動産デベロッパーの住宅関連の仕事が中心です。

そしてもう1つが自分史・家族史の映像制作事業。商標を取得し、「ホームドキュメンタリー 人生礼賛」という名前で活動しています。

設立からの期間は短いものの、昨年秋冬には「埼玉を代表する企業百選」に認定されました。「まだまだ若い会社ですが、活動に気づいて見つけてくださって」と伊﨑さんは語ります。

昭和最後の新卒として広告業界へ

伊﨑さんが生まれたのは1964年――前回の東京オリンピックが開催された年です。取材時点でちょうど60歳、還暦を迎えたところでした。

学生時代を振り返ると、中学までは勉強ができたときもあったものの、進学校に進んだ高校では全くやる気が出ず、いつもビリで赤点ばかりだったといいます。

就職は1988年(昭和63年)昭和最後の新卒新入社員として社会に出ました。それから30数年、一貫して広告およびマーケティング・クリエイティブの仕事に携わってきています。

両親の介護と、残った「後悔の根」

なぜ広告の会社が、自分史の映像制作をしているのか。その理由は、伊﨑さん個人の経験にありました。

伊﨑さんがまだ30代だった頃、当時60代だった両親が相次いで倒れ、二人とも要介護の状態になりました。そこから足掛け10年、父と母の介護に頭を悩ませる日々が続きます。

一定の年数を経て、特別養護老人ホームに預かってもらうことができました。しかし伊﨑さんの受け止め方は、少し違います。「あくまで、なんとかしたみたいな感じ」「とりあえずどうにかしましたぐらい」。

老人ホームに預けて一安心。けれども、それ以上の何かをしてあげることが何もできなかった。倒れてしまい、昔と同じようには生活できないとしても、心の楽しみ、頭の楽しみを与えてあげることはできたのではないか――そんな「後悔の根みたいなもの」が残ったといいます。

背景には時代もありました。いまでこそ働き方改革が進みましたが、当時の広告業界は休日出勤も深夜残業も当たり前。「なかなか仕事と両親の介護は簡単には両立できなかった」と振り返ります。

「広告の人間は、高齢社会でどう社会貢献できるのか」

もう一つ、伊﨑さんの中にはマーケターとしての視点がありました。

仕事柄、日本社会がこれから高齢化に向かうことは、だいぶ前から気づいていたといいます。そこで自らに問いを立てました。

医師ならお年寄りの病気を治してあげればいい。介護士なら、起き上がれないお年寄りを助け起こして差し上げればいい。では、マーケティングやクリエイティブという広告の仕事に携わる自分は、一体どう社会貢献できるのか。

個人として両親に果たせなかった思いと、この大きな社会視点。その2つの掛け合わせから生まれたのが、自分史・家族史の映像化という発想でした。

「ホームドキュメンタリー 人生礼賛」とは

自分史・家族史映像というのは、いわば一般名詞です。伊﨑さんはそこに商標を取り、「ホームドキュメンタリー 人生礼賛」として展開しています。

作るのは、依頼主の人生を映像で振り返る作品。内容と費用によりますが、尺は短いもので10分、長いもので30分程度です。

制作期間は、依頼主がどのくらいのペースで希望を出したり内容を確認したりするかにもよりますが、およそ3〜4か月が目安。10〜30分という尺に対して、かなりじっくり時間をかけて作られていることになります。

自分史そのものは、以前から書籍にしたりアルバムにしたりするサービスはたくさんあるといいます。しかし映像・動画にするサービスは、まだそれほど多くない。広告の世界で映像に近いところにいた伊﨑さんだからこそ形にできた事業、ということになります。

両親にしてあげられなかったこと。それを、いま誰かの家族のために形にする。伊﨑さんの2本目の柱は、そういう場所に立っています。

※本記事は、ラジオ番組でお話しいただいた内容をShikisai編集部が記事としてまとめたものです。発言は趣旨を損なわない範囲で整理しています。制作期間・費用は内容によって異なります。

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Profile

伊﨑 匡志

株式会社プレゼンス 代表取締役
ホームドキュメンタリー人生礼賛® プロデューサー

伊﨑 匡志

いざき まさし

個人としての両親の介護経験と、マーケターとしての高齢化社会への課題意識から、自分史・家族史映像制作サービス『ホームドキュメンタリー人生礼賛®』を創業。 一般社団法人 自分史活用推進協議会「自分史活用アドバイザー」の資格を持ち、それに裏付けられた取材力と独自のヒアリンシートにより、お客様からお聴きする情報に新鮮かつ深い解釈を加えた、プロ仕様の本格的自分史映像創りを得意とする。 依頼者の動機や目的は、「自分の人生を振り返る」ためはもちろん、「パートナーへの感謝/親御さんへの長寿の祝い/仲間との趣味の記録」のため、また「経営者や個人事業主の仕事のアピール」のためなど、さまざまだという。  「このサービスで“人生の前向きな振り返り”へとお客様を誘い、お一人一人の自己肯定感を高めるお手伝いをしたい。」と語る。

淺川 理沙

淺川 理沙

あさかわ りさ

【経歴】・2018年〜2021年の3年間、NHK福島放送局でニュースキャスターを担当。東日本大震災に関する震災報道や台風などの災害報道にも携わり、年間で50本ほどの取材も行う。・2011年〜2015年はシンガポールとインドに居住し、海外就労。人材コンサルタントとして日系・外資・ローカル企業300社ほどの経営現地化に携わり、中でもインドでは200人近くの現地法人社長から事業展開についてヒアリングする。・2023年からは車いすバスケットボールの試合実況や会場MCとしても活動中。車いすバスケの面白さと選手や関係者の方々の思いに魅了されたことから、自身も車いすバスケに欠かせない存在になりたいと日々取材を続けている。・現在、NHKラジオ第1の全国放送の番組『マイあさ!』にリポーターとして出演中。 【資格】・TOEIC900点(リスニング満点)・防災士・2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)・証券外務員一種・証券アナリスト基礎・Certificate of Employment Intermediaries(シンガポールの人材コンサルタント国家ライセンス) 【メディア出演】・NHK総合『おはよう日本』(全国放送)・NHKラジオ第1 『マイあさ!』(全国放送)・NHK仙台『もりすた!』・NHK福島『おはよう福島』・NHK福島『ニュース645』・NHK福島『はまなかあいづTODAY』・NHK福島『こでらんに5』ほか 【執筆】・朝日インタラクティブ株式会社『ツギノジダイ』企業経営者インタビュー※「Yahoo!ニュース」経済カテゴリー、「朝日新聞」紙面への複数回の掲載歴あり

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