飼い主とペット、そして飼っていない人も気持ちよく暮らせる環境を共に創ることを理念に掲げ、厳選素材を使ったプレミアムフードやペットフーディストによる無料相談などを通じ、愛犬・愛猫を家族として育む社会を目指す株式会社カラーズ。 人間と同じように大切な存在だからこそ、安全で良質な食事と細やかなケアが欠かせない。心を通わせる相棒との暮らしは、心身に力を与える。今こそ、ペットと共に生きる新たな常識を築きませんか。
目次
株式会社カラーズとは
株式会社カラーズは、犬・猫のプレミアムペットフードの販売を主軸とする会社です。事業は大きく2つ。
1つはリテール(小売)事業。リアル店舗と通販の2つのチャネルで展開しています。屋号はGREEN DOG(グリーンドッグ)で、約20年の歴史があります。
もう1つがグルーミングサロン。関東・関西の店舗で展開しています。グルーミングとは、高山さんの言葉を借りれば「ペットのワンちゃんの美容院」です。
取り扱うフードは海外輸入品が多かったものの、昨今の情勢で国産品のニーズが高まっているため、国産のプライベートブランド(オリジナルブランド)を中心に強化しているといいます。
一番人気は「ヤムヤムヤム」というブランド。ドライフード(カリカリタイプ)が中心で、特徴は和風の出汁を使った技法です。
人が見ても香り豊かで、実際に社員も食べるのだそうです。社員が「これならおいしい、犬猫に与えて大丈夫」と思ったものが商品化されているという関係になっています。
ペットフードを扱うときの「6つの基準」
この回でいちばん実用的だったのが、同社が商品を扱うかどうかを判断する自社基準の話です。大きく6つあると高山さんは説明しました。
- 合成酸化防止剤を使っていないこと
- 原材料そのものの安全性が確認できること
- 酸化していないこと――これは第三者機関を使って検査し、クリアしたものだけを品揃えする
- 倉庫で26度以下の温度管理をしていること
- 賞味期限をすべて開示していること――通販サイトにも「何年何月何日」と表示
- 何かあった場合、安全性の確認が取れるまで絶対に再販しないこと
この6つを満たしたものだけを商品として展開している、と。
なかでも高山さんが「これもあまり(他社は)やらないかなと思う」と挙げたのが、5つ目の賞味期限の全面開示でした。買う側からすると、確かにあまり見ない表示です。
会員アンケートでは8割以上の方が「品質が安心できる」「安心して買い物ができる」と回答しているそうです。
なお、メインの商品は自社で作るものもあれば他社の工場に委託するものもありますが、レシピはゼロから自社で入っているとのことでした。
「ペットフーディスト」に無料で相談できる
同社では、リアル店舗でも通販でも無料でご飯の相談ができるサービスを行っています。
対応するのはペットフーディストという資格を持ったスタッフ。資格は専用の講座があり、座学を中心に勉強し、最後の試験を通過すると取得できるものだそうです。
「メニューに合わせない。その子に合わせる」
グルーミングサロンの考え方も特徴的でした。一定のメニューで機械的にやるのではない、という話です。
その時々、一回一回、犬・オーナー・グルーマーの三者で話し合って、その子に一番いい状態を決めていく。パーソナリティが「完全オーダーメイドというイメージですよね」と言い換えると、高山さんはこう返しました。
「メニューに合わせない。その子に合わせる」
お返しするときのお客様は満面の笑顔。ただ、高山さんが「最高の瞬間」と呼んだのは、お客様の笑顔だけではありませんでした。
担当したグルーマーも、すごい笑顔なんです。
生体価格の高騰と、日本のペット業界の課題
話題は業界の現状に移ります。犬猫の生体価格はどんどん上がっており、高いところでは100万円を超えることもある。
この状況がこのまま進むと、そもそも犬猫を飼う人口が減っていくのではないか、というのが高山さんの見立てです。
一方で、ペットを飼うことはオーナー=人間の側にもいい影響があるとされている。だからこそ飼っている方を増やしたい。今はそこに逆行するトレンドになっているので、それを元に戻していきたい――と。
では、どうやって変えていくのか。ここで出てきた視点が、この回でいちばん考えさせられる部分でした。
海外に行くと、レストランや商業施設に当たり前のように犬が入ってOKです。ただ、今の日本で同じことをやるとトラブルが起きてしまう。一気には難しい。
そこで重要になる視点はこれだ、と高山さんは言います。
犬猫が好きな方であれば、当然ポジティブに受け止めてくれる。そうではない方――犬猫を飼っていない方が気持ちよく生活できるような環境を取り揃えていく。そこが第一歩になる。
その具体策として挙がったのが、しつけと正しい飼い方の浸透でした。ご飯もグルーミングも、そこに絡んでくる。
自分が中心にならずに、全体最適をどう考えるか。犬も猫も、オーナーも、飼っていない人も気持ちよく生活できる状態を、みんなが理解して浸透させていくことが重要だ、と。
ペットフード → Amazonのタイヤ → ペットフード
高山さんの経歴は、寄り道が一つ入っているのが面白いところです。
就職活動の軸は明快でした。好きな業界で働きたい。候補はペット、お酒、スポーツ。縁があったのがユニ・チャーム株式会社で、新卒で入社します。
そこから約7年間、ドッグフードのブランドマーケティングに従事。やがて、これからECが普及していくなかでその知見をつけたいと考えるようになります。
転職先はアマゾンジャパン。そして担当したカテゴリーが、まったく違いました。
タイヤです。
「なかなか面白い業界だな」と思いながら3年間。そのなかでやっぱり好きな業界に戻りたいという気持ちが出てきたタイミングで、現・カラーズ代表から誘いを受けて入社しました。
ECの経験は無駄になっていません。リアル店舗で買うお客様と通販で買うお客様は、同じお客様でもニーズが全然違う。そこを的確に捉えるうえで役立っている、といいます。
大変なことを尋ねられたときの答えも、この人らしいものでした。
「僕はあんまり大変と思わないんですよね」――きつい時も全て成長に繋がる。自分自身のスキルもそうだが、会社全体として大変な時を経験するのは、次に上がっていくための糧になる。
犬猫と一緒に出社できる会社
高山さんは、生まれたときからずっと犬猫がいる生活でした。結婚後に半年だけいない期間があり、また飼い始めた。そして収録時点では、その飼い犬がその年の2月に亡くなって10か月ほど。人生で一番いない期間だといいます。またお迎えしたい気持ちは「とてもあります」。
会社ならではの取り組みを尋ねると、こんな答えが返ってきました。
犬猫の同伴出社がOK。
「たまにあるのが、うちの社員と犬が鬼ごっこしたいとか」――もちろん業務時間外です、と高山さんは付け加えていました。
「ペット」という言葉についても、印象的なやりとりがありました。パーソナリティが「ペットという言葉だと冷たく感じてしまうぐらい家族なんですよね」と言うと、高山さんはこう応じます。
「ペット」と言う方はかなり減った。「うちの子」、あるいは名前で呼ぶ方がすごく多くなった。家族として成り立っているし、場合によっては家族の中で一番大切にされる存在になることもある、と。
GREEN DOG から GREEN DOG&CAT へ。そして「認知率5%」という課題
今後の展望として、高山さんは2つ挙げました。
1つは猫への本格展開です。約20年続けてきた小売事業の屋号が、直近の5月にGREEN DOG から GREEN DOG&CAT へ変わりました。
理由は、ペットフーディストが「犬猫の食事の専門家」である以上、猫にも自分たちの強みを活かせるはずだから。日本をペットフレンドリーにすると考えたとき、猫のほうもしっかりやっていこう、という判断です。
そしてもう1つの課題が、数字で語られました。
GREEN DOGを20年やっていて、犬猫を飼っている人ベースで認知率がまだ5%しか取れていない。
だから今後は積極的に認知を上げていきたい、と。メディア出演についての考え方も一貫していました。「メディアはあくまでも手段」。より多くのお客様に届くものであれば積極的に参加していきたい、というのが高山さんの答えです。
※本記事は、ラジオ番組でお話しいただいた内容をShikisai編集部が記事としてまとめたものです。発言は趣旨を損なわない範囲で整理しています。数値・商品情報は収録時点のものです。
ご紹介
Profile
株式会社カラーズ
執行役員
●ユニ・チャーム株式会社で法人営業3年 ●同社にて商品部でブランドマーケティングによる商品開発と販促企画6年 ●アマゾンジャパン合同会社にて、担当メーカーのコンサルティングにより売上、利益の最大化をプレイヤーとして6ヶ月、プレイングマネージャーとして1年。 ベストプラクティスにて表彰経験有り。 ●同社にてバイヤーへポジション変更しカテゴリー責任者として従事。同じくプレイングマネージャー。 ベストプラクティスにて表彰され、且つ部門代表としても推薦.表彰を実現。 ●現在は株式会社カラーズにて執行役員として従事
経歴2016年4月~2019年2月:瀬戸内海放送(KSB)報道部所属アナウンサー2019年3月~2021年3月:NHK和歌山放送局アナウンス部所属キャスター2021年4月~2021年7月:舞夢プロダクション所属フリーアナウンサー2021年8月~現在:Jプロダクション所属フリーアナウンサー2022年:活動拠点を東京に移す主な担当番組KSB:「スーパーJチャンネル」お天気キャスター、「KSBニュースview」ニュースキャスターNHK和歌山:「ギュギュっと和歌山」ニュースキャスター、「ウィークエンド関西」番組リポーター