株式会社アルポフ代表の村田友和さんが、新店舗「漢方アロマヘッドスパ aware」についてお話しします。13年の美容室経営に加え、漢方とアロマを融合させた新しいヘッドスパの可能性を追求。五臓六腑の考え方とアロマの香りを組み合わせ、毛細血管検査も取り入れた独自のアプローチで、現代人の心と体の不調に向き合います。頑張りすぎる方々へ、定期的なケアの大切さと自分を大切にする時間の必要性を伝える、心温まるお話です。
年末最後の収録、ぜひ最後までお聴きください。
目次
美容室と、漢方アロマヘッドスパ専門店
村田友和さんは株式会社アルポフの代表で、自らを「漢方アロマ美容師」と名乗っています。
運営しているのは2店舗。美容室ヘア&ヘッドセラピー リンク(収録時点で13年目)と、漢方アロマヘッドスパ AWARE(アウェア)です。AWAREは2024年9月18日にオープンしたばかりでした。
もともと美容室を開いたときからヘッドスパに力を入れるという思いがありました。健康的な髪を育てる、内側からのインナービューティーをサポートしたい――という考え方です。
そこから専門店を出すに至った理由は、日々のサロンワークのなかで感じたことでした。
心身はどうしても連動している。健康的な美しさを作るのに、内側からのケアの重要性を強く感じるようになった。
より深くリラックスできる環境で技術を提供したい、というのが専門店オープンの動機です。
ヘッドスパは、内側と外側の相乗効果
そもそもヘッドスパとは何をするものか。村田さんの説明は、2方向からの組み合わせとして整理されていました。
- 内側から――アロマの香りによるリラクゼーション
- 外側から――マッサージによる頭皮環境へのアプローチ
この相乗効果で深いリラクゼーションを体験してもらう。加えて、トリートメントで頭皮と髪に栄養を補給するというヘアケアの目的もあります。
頭皮も「体の末端」だから、冬は冷える
この回でいちばん「なるほど」と思わされたのが、頭皮についての指摘でした。
頭皮は、他の部位に比べて感覚が鈍感な部分です。だから状態に気づきにくい。
そこで村田さんが示した目安が、分かりやすいものでした。
寒い季節に手足が冷えていると感じるなら、頭皮も同じ「体の末端」なので、冷えて血流が悪くなっていることが十分に考えられる。
手足の冷えを、頭皮の状態を推し量るサインとして使う。そして体の末端まできちんと血流を巡らせることが重要になる、と。
アロマから整体へ、そして漢方へ
「漢方アロマ」という組み合わせは、どこから来たのか。村田さんの歩みは、寄り道の連続でした。
出発点は香りへの興味です。リンクを始めるときも、アロマの精油で香り付けされたオーガニック系ブランドの商品からスタートしました。
次の一歩はヘッドスパを極めようと考えたことでした。ただし、10年以上前の当時は業界の中でヘッドスパという技術自体の歴史が浅く、十分な講習を受けたり知識を習得したりするのが難しい状況にありました。
そこで村田さんはこう考えます。
マッサージの部分は、専門家に習ったほうがいいのではないか。
美容師が整体の学校を探し始めます。そのなかで見つけたのが中医学をベースにした本場の整体のスクールでした。
そこで漢方の考え方に強く興味を持ちます。そして気づきました。
漢方薬は自然から採れる生薬を使う。アロマセラピーの精油も植物から抽出された自然由来のもの。同じ「自然の力を使って人を良くしていく」という共通点がある。
アロマセラピーで得られる作用と、漢方の知識を融合させたら――というのが、現在のスタイルの出発点になりました。
生薬の代わりに、精油で組み立てる
では、漢方とアロマはどう融合するのか。ここが具体的でした。
漢方の特徴として村田さんが挙げたのが五臓六腑という考え方です。体を5つの臓器に分類し、不調やトラブルがどこにあるのかという形で心身の状態を捉えていく。すべての物事を5つに分類するので分かりやすい、と。
それぞれの臓器には消化機能、水分の代謝といった機能があり、漢方では「この生薬はここをこうする」という形で分類して処方を組み立てます。
同サロンがやっているのは、この置き換えです。
漢方薬を処方する組み立てを、生薬ではなくアロマセラピーの精油で行う。
実際の香りは、オーガニックの精油を8〜10種類ほど使って一つの香りを作るそうです。
プロが選ぶのではなく、まず本人に嗅いでもらう
ここで村田さんが語った考え方が、この回でいちばん印象的な部分でした。
知識に基づいて「その症状にはこの香りがおすすめです」と提示するやり方もある。しかし――
それがお客様にとって心地よい香りでなければ、リラックスできない。
だから順番を逆にします。
私たちはすごく勉強をする。けれど、その方にとって必要かどうかは、お客様ご自身の本能が教えてくれる。だからまず嗅いでいただいて、心地よく感じられるかどうかが重要なポイントになる。
人間の嗅覚は、香りの情報を本能的に嗅ぎ分けている――というのがその根拠です。
そのうえで村田さんは、自分の役割をこう定義していました。
勉強して得た知識をもとに、香りやお客様の体の状態をお伝えする「通訳」のような立場。
たとえば肩こり。その大元にあるのが冷えや消化器の弱りということも十分に考えられる。本人は「肩こりで来ました」と言っていても、背景は別のところにあるかもしれない。
店名「AWARE」は、気づきという意味
店名の由来も、そこにつながっていました。
AWARE=英語で「気づき」。
体は肩こりなど、さまざまな不調をサインとして教えてくれる。けれど大元にある原因には気づいていないケースが多い。だから「気づきから始まる美しさ」――香りや漢方の知識を通じて、本人も気づいていないところをお伝えしたい、と。
パーソナリティが投げかけた問いも、多くの人に刺さるものでした。「疲れていることが偉い、頑張る自分が偉い、という感覚を持っている人が結構いるのでは」。
村田さんの答えは「そういう方、すごく多いと感じます」。
もともと国民性として真面目な方が多い国なので、どうしても頑張れてしまう、無理が効いてしまう方が多い。その傾向は香りを通じても見て取れる、とも話していました。
毛細血管を、顕微鏡で見る
同サロンには体質診断がセットになったコースがあります。その中身が、かなり独特でした。
まず問診で疲れ具合や体の状態を確認します。そして、その次が特徴的です。
顕微鏡で、毛細血管の状態を見る。
漢方の専門家は脈を取ることで客観的に体の状態を把握します。同サロンではその代わりに毛細血管を見て、血流が体の末端まできちんと巡っているかを確認するのだそうです。
そして、ここが最大の「気づき」になります。
この部分で一番衝撃を受ける方が多い。絶句してしまう方もいる。
普通の病院の検査では行わないものなので、自分の毛細血管を見るのが初めてという方がとても多いのだといいます。
香りだけだと主観になり、「疲れているかな」で終わりがちで、自分が思っているより軽く見てしまう。それが毛細血管を見せられると「ちょっとケアしないと駄目かな」となる――という流れです。
家でできること、そして定期的なメンテナンス
施術では、骨格の歪みや筋肉のこり具合も確認します。ただ村田さんは、その限界も正直に語っていました。
一度施術である程度調整しても、普段の生活の中に歪ませたり不調を起こす要因があるので、生活に戻ればまたどこかのタイミングで元に戻っていく。
だから定期的なメンテナンスが良い循環につながる、と。
自宅でできることも聞かれました。答えはシンプルです。
シャンプーのときに、普段より頭皮に意識を向けて、丁寧にマッサージしながら洗う。
ポイントは「触れている」という感覚を意識すること。頭皮は特に感覚がないのが普通なくらいの部位なので、そこを意識するだけでもケアになる、というのが村田さんのアドバイスでした。
自分をいたわることに、目を向けられる世の中に
ヘッドスパを通じてどんな役割を担いたいか。村田さんの答えは、店名の意味とぴったり重なっていました。
現代人はどうしてもオーバーワークになりがち。自分をいたわるということに、もう少し目を向けられる世の中になっていくといい。
利用者は男性も多いそうです。「本当に疲れている方が多い」と。
最後のメッセージも、その延長線上にありました。
心身のバランスを整えるうえで、癒しはこれからすごく大きな役割になってくる。気づきも含めて、癒しの力をうまく利用して心身のバランスを整えてほしい。
※本記事は、ラジオ番組でお話しいただいた内容をShikisai編集部が記事としてまとめたものです。発言は趣旨を損なわない範囲で整理しています。ヘッドスパ・アロマ・漢方に関する記述は施術やリラクゼーションについての説明であり、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。感じ方には個人差があります。体調に不安のある方は医療機関にご相談ください。
ご紹介
Profile
株式会社アルポフ
代表
経歴 :アメリカ,イギリス,オーストラリアでの活動を 経て帰国。銀座での 勤務を経て2012年hair&make Link設立。 漢方とアロマセラピーを融合した調律アロマセラピーの考案やオリジナルブランドawareを開発。 資格: ・アロマテラピー検定1級 ・登録販売者(第2,3類医薬品販売資格) ・JASMIN AROMATIQUE INSTITUTE Advanced Certificate Essential Oils Art Blending I ・ 漢方養生指導士 ・ヘアケアマイスター
【職歴】(株)リュードリュー ホットヨガ インストラクター業務(1年間)(株)アディスミューズ 建築事務所総務部にて、来客応対 勤怠管理など(3年間)2010年よりフリーランス活動【趣味】フラダンス、旅行、料理、映画鑑賞、マラソン【特技】バレエ(18年)声楽(10年)【実績】<TVリポーター、ナレーションなど>テレビ埼玉「ごごたま」J:COM千葉セントラル・東京北・神奈川県央各局「デイリーニュース」JCN足立「妻好・アッコの足立広報」「MAQUIA ONLINE」CM「旅フェア」CM「アクサハッピー劇場」WEB CM「ショップチャンネル」<ラジオ パーソナリティ・リポーター>FM世田谷「Setagaya Goes On」ラジオ成田「Morning View NARITA Radio Café」レインボータウンFM「大江戸ワイドスーパーアフターヌーン」<ミュージカル出演>「赤毛のアン」ダイアナ役(東京国際フォーラム 2013年)「GANG」プラム役<イベント・展示会MC>「東京モーターサイクルショー2013」MIDLANDブース「DNP 記者発表会」「SONY ランドセル贈呈式」「千場義雅トークショー」(新宿高島屋)<映画出演>「口裂け女 リターンズ」シズコ役「海に降る雪」看護婦役