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採用調査とは?創業60年の株式会社トクチョー・荒川一枝が語る調査会社の仕事

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調査業一筋60年。独自のネットワークと経験で挑む、人生や企業の命運を左右する調査の舞台裏。
そのやりがいと面白さ、未来を担う若手へのメッセージを株式会社トクチョーの荒川氏が熱く語ります。
挑戦/成長環境を求めている方は、是非ご視聴ください!

株式会社トクチョーとは──来年で創業60年

株式会社トクチョーは、各種調査を専門とする会社です。創業は1965年。10年ほど前に持株会社制を敷いて2社体制となり、来年で創業60周年を迎えます。

代表の荒川一枝さんは、父親が創業したこの会社を承継して20年目。「各種調査」と聞いてもなかなかイメージが湧かない、その仕事の中身を伺いました。

みかん箱から始まった会社

創業者である荒川さんの父親は、もともと同業他社で調査や警備の仕事をしていました。仙台、福岡、大阪と各地で支社長を務め、大阪では労働争議が多かった時代を経験しています。

そして東京に戻り、自分でやってみようと独立したのが1965年。創業の様子について、荒川さんはこんな話を聞かされていたそうです。「みかん箱で創業した」――机代わりだったのでしょう。

創業の地は神田。荒川さんが幼い頃、日曜日に連れて行かれたそのビルには、三越本店にあるような蛇腹式のエレベーターがあったといいます。

「各種調査」とは何をするのか

同社が手がける調査は多岐にわたります。

まず採用調査。転職者や新卒で入社する人を対象としたものです。あわせて反社会的勢力に関するチェック内定調査も行っています。マーケティング調査も業務のひとつです。

さらに同社は探偵業法の届出をしており、一般に「尾行」と呼ばれる行動調査など、探偵業法に対応した調査も承っています。

こう聞くと危険が伴う仕事のように思えますが、荒川さんは現在の立ち位置をこう説明します。昔はそうだったかもしれない。しかし今は「お客様のリスクを未然に防ぐ調査」という位置づけである、と。

もちろん調査員が危険な目に遭うことは絶対にないとは言い切れません。ただ、まずないと言える体制になっている。同社の特徴はアナログとデジタルを融合させた調査で、ネット上だけで完結する調査会社もあるなか、人が動くという点に軸足があります。だからこそ、リスクを最大限回避しながら進めるのだといいます。

考古学志望だった娘が、ダメ元で頼み込んだ

荒川さんがこの会社に入った経緯も、いわゆる「家業を継ぐ」話とは少し違います。

大学時代、荒川さんが興味を持っていたのは考古学でした。父に相談した際も、父のほうは娘に継がせようとは思っていなかったようで、そのまま考古学の道へ進みます。

時代はバブル。大学院に進む同級生もいるなか、荒川さんは大学3年生の頃から父の仕事に興味を持ち始めていました。そしてダメ元で父に頼んでみたのです。

父はびっくりしていたといいます。そしていちばん反対したのは母でした。当時は支社もあったため、「支社に飛ばして修行させろ」と言ったそうです。荒川さん自身は「やめさせるためにそう言ったのではないか」と振り返ります。

それでも本人の意志は固く、父もおっかなびっくりだったでしょうが、まずは調査員として3年ほど現場に立つことになりました。

「靴の底が減る」は本当だった

調査員としての日々を、荒川さんは「聞くと見るとは大違い」と表現しました。

当時はコンピューターもありません。文字どおり足で調査する時代でした。調査先へ足を運び、現地を見て、対象となる方のご自宅周辺まで確認する。1日に3〜4件動くこともありました。

この仕事について「靴の底が減る」という言い回しを聞いてはいたそうです。実際にやってみて、本当だと思ったといいます。

「履歴書を読む」ということ

採用調査の話で印象的だったのが、履歴書に対する感覚でした。

同社は年間で何万枚もの履歴書を目にします。だから社内では「履歴書を見る」ではなく「履歴書を読む」という言い方をするのだそうです。荒川さんの言葉を借りれば、履歴書の裏に、その人が見えてくる

現在は中途採用にともなう調査が多いといいます。そして荒川さんはこう指摘しました。詐称する人が結構いる。

たとえ数ヶ月の差であっても、詐称はしないほうがいい。どうしてもイメージが良くないからです。経歴をつなげたいという気持ちが先に立ってしまうのでしょうが、それは応募する側にとって得にならない――長年、履歴書を読み続けてきた立場からの言葉でした。

※本記事は、ラジオ番組でお話しいただいた内容をShikisai編集部が記事としてまとめたものです。発言は趣旨を損なわない範囲で整理しています。調査の内容や範囲は法令および個別の契約によって異なります。

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Profile

荒川 一枝

株式会社トクチョー
代表取締役社長

荒川 一枝

あらかわ かずえ

株式会社トクチョーは、1965年創業の総合調査会社。反社会的勢力の排除や人材採用の適正調査、企業間取引のリスク評価、Web風評被害の対策など、多岐にわたる調査サービスを提供。長年培った信頼と実績、独自のネットワークを活かし、クライアントの安心と信頼を支えている。誠実で正確な調査を通じて社会に貢献し続けることを使命とし、迅速かつ丁寧な調査が強み。◾️HP:https://www.tokucho.co.jp/

石塚 直樹

株式会社ウェブリカ
代表取締役

石塚 直樹

いしづか なおき

新卒でメガバンクに入社し、国土交通省、投資銀行を経て独立。腕時計ブランド日本法人の立ち上げを行い、その後当社を創業。地域経済に当事者意識を持って関わりながら、様々な企業の利益改善や資金調達を、デジタルや金融の知見を持ってサポートしています。■編集長インタビュー「メディア「地域色彩」立ち上げの背景とは?株式会社ウェブリカ・石塚直樹が語る地域企業活性化のビジョン」https://chiiki-shikisai.com/webrica-ishizukanaoki/

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