「粋に枠をこえる。」株式会社リベルテの考えるSNSマーケティングの未来とは?


株式会社リベルテ 代表取締役 長谷川 和也 HASEGAWA KAZUYA

「旬なマーケティングで課題を解決する。」

SNSマーケティングの観点からどのように収益化していくかを一緒に考え、既存の枠をこえて真に求められている解決策をともに導き出し、課題を克服できるようサポートする会社・株式会社リベルテ。

戦略設計から企画の提案などトータルで支援するのが強みとしてあります。

現代はSNSマーケティングが必須と言われていますが、そのノウハウを出し惜しみせず、提供するサービスで話題のリベルテ・代表取締役である長谷川和也さんにお話をお伺いしました。

「粋なアイデアで枠を超える!」リベルテの画期的システム!

学生時代から社会貢献を目指し、大手IT企業へ入社

ー学生時代はどんなことを考えていましたか?

長谷川:私は高校時代、文系科目があまり得意ではありませんでしたので漠然と理系の方面に進むんだろうなぐらいで割と呑気な学生時代を過ごしていましたが、いざ大学受験直前で現実が見えてくると「会社を作りたい!」といった新たな感情が沸きおこり、半ばこれまで学んできたものをリセットする形で土壇場で文転をし、経営を学ばねばと経済学部に進みました。当時を思い起こすとだいぶ破天荒な選択をしてしまったなあといったかんじですが、社会貢献をしたいという想いはその頃からありました。

ーなぜ社会貢献に興味があったんでしょうか?

長谷川:うちはごく普通の家庭で育ちましたが回りが経営者で裕福な家庭が多くそういった環境で育ったからかどこかしら経営者への憧れがあり、そのためには現役引退するまでに世の役に立つサービスやクリエイティブを社会に残したいという想いが頭の片隅にありました。

別に社長にならずとも残せるとおもいますが当時はフリーランスというスタンスがあまり定着しておらず、なるべく時間に縛られない形で事業を起こすのであれば法人を立ち上げないといけないといった使命感たる想いもありました。

あと、幼少期より敷かれたレールの上を素直に進んで育ってきた反動もあり、学生時代からあまりそういった生き方が好きではなかったです。自分の道は責任を背負ってでも全て自分で決めたいタイプではありましたので、サラリーマン時代も、やりたいようにノビノビやらせてもらえる上司のもとではパフォーマンスを発揮できてよかったのですが、そうでない環境の元ではなかなかパフォーマンスを発揮できなかった記憶があります。

実は初任のIT企業に決まる前にD証券から内定をもらっており周囲の誰もがその証券会社にいくものと思っていました。

私が入社したIT会社の株価が10倍上がっている時期で、当時の社長がこの小さなICチップには無限大の可能性が秘められているといったような熱弁をふるわれている姿を直接目にした際に生まれて初めて武者震いをした記憶があります。さらに、グループ子会社を6,000社に増やしたいと語っておられ、それであれば、願望実現への近道になるかもしれないと思い、決まっていた証券会社へ頭を下げ内定辞退を申し入れIT企業へ入社しました。

ーIT企業に入ってからどうでしたか?

長谷川:IT企業に入ったタイミングが、その会社がBB事業に参入し猛烈に売り上げている時期で、通信最大手の貴社とインフラ戦争をしている最中でしたので、日々ハードではありましたが良い経験をさせていただきました。

IT企業には8年いましたが、出身が広島ということもあってか、在籍中に転勤で広島に戻りました。

そこで当時BB事業を推進し拡販すべく広島に本社のある大手家電量販店の本部の担当営業をさせていただき色々学ばせていただきました。

入社当時は東京で働きたいというのもあったのですが、転勤後広島で働いていると地元ということもあってか地元愛がわき、人脈もできていたので、会社には前代未聞のわがままを聞いていただき、部署異動を経てそのまま広島に居させていただきました。

ただし、子会社という形で起業したいとの想いでその会社に入社したので、広島に居させていただくべく部署異動を直訴した時点では半ば夢を諦めていました。

ー野心がありながら入ったので、地元の広告代理店に転職したんですね。

長谷川:はい、初任の会社では未熟な私を育てていただいた御恩がありますし、大きなお金を任せていただいただけあって経営の基礎も学ばせていただいたようにおもいます。ただ、サービスの構築やマーケティングスキルは広告代理店の3年間で学ばせていただいたような感じです。

独立の経緯とコロナにより仕事の激減!回復への道は?

ーそこから独立というのはどういった経緯になりますか?

長谷川:そこからすぐ独立というのはなくて、たまたま私が辞めときにIT企業時代の同僚から、退職を考えていると声をかけられ、その時にタイミング良く創業時の6人が集まり社名も画数と多数決で決めたりしたのが懐かしいです。

予め計画していたわけではなく、あれよあれよで増えていった感じですね。

私も最初の頃からイベント系は得意だったので、立ち上げ当時の同僚が、横の繋がりから仕事を持ってきてくれたりもありつつで、初年度からお仕事も順調にいただいていました。

今でこそ業界が飽和状態になってますが、その頃は企画から運営までパッケージでやってるところは少なかったんです。

呼び込みの企画から、チラシを作ったり、そのチラシ特典を付けたりなど、予算が限られるなかで効率よく集客から顧客クロージングまでできるよう工夫をしていました。また当時はまだ人の販売スキルのみではなく企画で勝負できており、様々なコンテンツを提案できたりしてましたので広告代理店時代に培ったマーケティングが集客に活かせて楽しかった記憶があります。また、企業提案の段階で、それをいかに安く提供できるかコスパも常にクライアント目線で考えてやっていました。これは広告代理店にいたから出来た事だと思います。

また、個々の販売能力のスキルが高かっただけでなく、マーケティングや企画を全てパッケージ化して売り出すことができたので、当初は競合との差別化が出来て順調だったんだと思います。

ーコロナがあって変化がありましたか?

長谷川:コロナになる前に総務省が携帯電話のキャッシュバックなど全面禁止したのですが、その一件で通信業界がイベントをやってる店舗とやっていない店舗の差別化がしづらくなりました。

クライアント側も販促予算が大幅に削られたため弊社の強みであった集客やコンテンツマーケティングも販売スタッフの予算確保で精一杯の状況となり、結果として予算削減のなか弊社本来の強みを活かしづらくなりました。そして追い打ちをかけるようにコロナになって案件自体も減り、最終的にはオーダー自体も前年に比べ9割以上減りました。

ーそこからどのように回復したんですか?

はい、その事業を諦めるか回復するのを待つかという選択肢のなかで、そんな環境のなか、うちが20名近く正社員を抱えてやっておりましたので、一時期売上がないなか資金繰りにとても悩みました。その後遠回りはしましたが、結局イベントの事業を閉鎖すると言う決断をしました。これからはやっぱりSNSが伸びてくるという確信はありましたので、売上は暫く立つ状態ではありませんでしたし保証もありませんでしたが、なるべく雇用を維持しながら2021年の10月からIKIというサービスを始めました。まさに賭けでした。

「イキイキワクワクを提供出来る」存在に!

ーSNSを柱にすることについて勝算などはあったのでしょうか?

長谷川:今でこそ全国的に参入企業が当時の10倍以上増えていますが、当時はまだ全国でも30社ぐらいと同業社が少なく、広島では広告代理店を除いてSNSマーケティング専門でやっている会社は1社か2社ぐらいでした。参入タイミングとしては早すぎたぶん市場が出来上がっておらず苦労しましたが、今ではあのとき決めて良かったと思っています。

ーSNS事業の中で課題も見えてきましたか?

長谷川:はい、当時はニーズが都心部に集中していましたので、広島にはそれほど需要は無かったような状態で、売上を上げるのに苦戦していました。

デジタル分野では東京などから比べると広島は3年から5年遅いと言われています。

色々ありましたがお蔭様で今は全国のスタッフさんにささえられています。

ーお客さんのニーズを感じながら、新しいサービスをしていると思うのですが、具体的にどのような事をしているのですか?

長谷川:企業や個人事業主向けにSNSを使ったマーケティング支援を行っています。

ただし、やってみたいけど予算がそれほど割けないというお声や予算をかける理由が分からないといったお声が大半であり、まだまだサービスが行き届いていないとやりながら感じています。

また、時代の流れとともにzoomなどのオンラインでのワークスタイルが普及するなかで業界によりまちまちで差はありますが、会社に属さずフリーランスとして活躍していく人が増えたなと感じています。

高校、大学を卒業して会社に就職するのが当たり前じゃないと言うのが今の現代だと思います。

そういう組織に属さないといけないという概念そのものが崩れてきていると感じていて、個人であってもしっかり運用に投資をし、どんどん商品やサービスを発信していきたい、そして同時にそういった人達を技術面でサポートしたいという人も増えている状態なのではないでしょうか。

そのようなニーズを考えながら、サポートしていけるようなサービスも今後はやっていきたいと思っています。

企業様もノウハウを学んでインハウス化したいといったニーズが増えてきておりますので、そういったニーズに対応したサービスもご用意してあります。

ー最先端のノウハウはなかなか行き届かない事があるので、そこを解決するのが大事だと思っているのですが、儲からないためやらない会社が多いなかで、リベルテさんはどうしてやろうと思ったのですか?

長谷川:はい、SNSは情報の鮮度が生命線になってきますので、今後はなるべくブログ等で情報を発信していきつつ、企業規模に拘わらずみんなが鮮度の高い正しい情報を得られる世の中になれば良いのかなと思っています。

より多くの会社に最新のノウハウが行き届き、業界に拘わらず日本全体が盛り上がっていくこと自体が大事だと思っています。

ー経済の底上げ、ノウハウの底上げをすることで価値が生まれるということですね。

長谷川:そうですね。国全体が豊かになるためには、分かりやすく言うと、知ってる一部だけが得をするではなく、みんなで教え合って助け合って一つになって頑張っていこうという感覚が大切だと個人的には思います。

ー今後会社としてPRしたいところはどんなところでしょうか?

長谷川:弊社は二つあり、まず一つ目は企業の広報担当の方々やフリーランスの方々に向けて役に立つようなサービスを今後どんどん増やしていきたいと考えています。

今試運転でインスタ運用の低価格プランで、お手軽プランをご用意をしています。

ただ、もっとニーズに寄り添ったプランをと考えており現在日々模索しながら開発を進めています。もう一つ考えているのが、学生さんはじめSNSに普段日常で触れている方々に、今まで何となく使っていたSNSがビジネスで活用できるんだということを、もっと広く知っていただき、その実態を授業の一環として広めていきたいという思いもあります。

地元広島への恩返し

ー地元に対して取り組んでいることはありますか?

長谷川:本社が広島にありますし、サービスは全国向けに行っておりますが、広島は生まれ育った地域ですので、地元を盛り上げるという意識を持って、続けて行きたいですね。

すでに何校か実施させていただいておりますが、大学や専門学校に向けて、ご要望あればSNSのノウハウや提供だったりは続けていきたいです。

そして未来を支えるであろうマーケターが育ち羽ばたきSNS運用を武器に社会で活躍していただきたいです。

編集後記

現在の大企業や大きな会社だけが得をするのではなく、個人や中小企業などがすべて情報を活用できるようにと考えている長谷川和也氏。

その考えはとても素晴らしく共感できるところが多くありました。

長谷川氏本人が「イキイキワクワク」という古い固定観念を捨てて、新しい事にチャレンジする姿勢があるからこそ、サービスの拡充に繋がっているのでしょうね。

今後、必須のSNSを活用したマーケティング戦略などに興味がある方は是非参考にしてください。

Profile

株式会社リベルテ 代表取締役

長谷川 和也 HASEGAWA KAZUYA