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プラスチック専門の部品メーカーとは?埼玉・有限会社大橋が医療機器に挑む理由

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埼玉県坂戸市でプラスチック部品を製造する有限会社大橋を徹底紹介。手のひらサイズの精密部品で医療分野に進出し、女性も活躍できる働きやすい職場環境を実現。大橋社長が語る創業からの歩み、医療機器や化学ポンプ部品の製造秘話、地域企業と連携する「ものづくり研究会」の取り組みまで解説。地域に根ざした企業の成長戦略と、働きやすい職場の秘訣に迫る。

有限会社大橋のHPはこちらから

https://u-ohashi.com

有限会社大橋とは──プラスチック専門のパーツメーカー

有限会社大橋は、埼玉県坂戸市にある部品メーカーです。代表取締役の大橋康文さんは自社をこう紹介します。「手のひらサイズの未来を形にする会社」

特徴は徹底しています。扱う材料はすべてプラスチック金属の部品は一切作りません。

これは業界のなかでもかなり珍しい立ち位置です。大橋さんが展示会などで見聞きしてきたところによれば、プラスチックを専門にやっている会社は、金属のパーツメーカーの5分の1から10分の1ほどの数しかないといいます。

銅から金属全般へ、そしてプラスチックへ

創業は1971年。大橋さんが生まれた年に父親が会社を立ち上げており、会社の社歴と自身の年齢がそのまま重なっています。二代目として代表に就いたのは2008年でした。

ただし、創業時からプラスチックだったわけではありません。始まりは銅の加工を専門とする会社でした。

そこから時代の流れとともに、銅から鉄、アルミ、ステンレスと金属全般を手がけるようになります。そしてさらに時代が動き、仕事の中心がプラスチックへ移っていった。その比率が高まったところで、専門に特化しようと父親が決断し、現在に至ります。

最小4ミリ、すべての作業を拡大鏡で

同社が作るのは、その名のとおり手のひらサイズの部品です。大きくても手のひらから少しはみ出るくらい、重量も軽いものが中心。

サイズの幅を具体的に聞くと、最も小さいもので直径4ミリほど。最も大きいもので直径12センチほどだといいます。

当然、作業は精密になります。同社ではすべての作業において拡大鏡を使い、大きく見るべきところを大きく見て、良し悪しの判断をしているそうです。

水族館にも、人工呼吸器にも

では、その部品はどこで使われているのでしょうか。

中心となるのはポンプの部品、なかでもケミカルポンプ――化学薬品が内部を通るタイプのものです。

使われる場所を挙げると、その広がりが見えてきます。上下水道の施設、温泉施設、水族館など。薬液を注入する定量ポンプや、内部で水車のようなものが回って消毒液を送り出す装置に組み込まれています。

そして近年増えているのが医療機器の部品です。人工呼吸器の部品、産婦人科などで使われる保育器の部品、さらには手術前に医師が手を消毒する装置に使われる部品まで手がけています。

「検査しなくても大丈夫」と言われる部品を

これだけの領域を任される理由として、大橋さんが挙げたのが検査でした。同社は検査に重きを置いています。

理由は明快です。お客様のところに入ってから不具合が出れば、お客様自身のタイムロスをはじめ、さまざまなロスにつながってしまう。

だから同社が目指しているのは、この状態です。「検査しなくても大丈夫だよ」と言われるような部品を作る。

なぜ先端産業に挑むのか

ここ数年、同社が医療関係の部品に力を入れている理由も語られました。

まずは時代に取り残されたくないという気持ち。そしてもう一つ、より実質的な理由があります。

要求が高くなれば、嫌でも会社の技術力は上がる。先端産業の仕事を取り込むことで技術を上げ、お客様から信頼される会社になっていきたい――そういう考え方です。

銅から金属へ、金属からプラスチックへ。素材を変えながら生き延びてきた会社が、次に選んだのは「難しい仕事を取りにいく」という道でした。

※本記事は、ラジオ番組でお話しいただいた内容をShikisai編集部が記事としてまとめたものです。発言は趣旨を損なわない範囲で整理しています。

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Profile

大橋 康文

有限会社大橋
代表取締役

大橋 康文

おおはし やすふみ

有限会社大橋の代表取締役として、長年にわたりプラスチック部品の精密加工業に携わってきました。 技術力だけでなく、人材育成やチームづくりにも力を入れており、図面の読解から加工、仕上げまで一貫して学べる環境づくりを推進しています。 社員一人ひとりの成長が会社の力になるという信念のもと、働きやすい職場環境の整備にも注力。地域に根ざし、信頼される企業を目指して日々邁進しています。

淺川 理沙

淺川 理沙

あさかわ りさ

【経歴】・2018年〜2021年の3年間、NHK福島放送局でニュースキャスターを担当。東日本大震災に関する震災報道や台風などの災害報道にも携わり、年間で50本ほどの取材も行う。・2011年〜2015年はシンガポールとインドに居住し、海外就労。人材コンサルタントとして日系・外資・ローカル企業300社ほどの経営現地化に携わり、中でもインドでは200人近くの現地法人社長から事業展開についてヒアリングする。・2023年からは車いすバスケットボールの試合実況や会場MCとしても活動中。車いすバスケの面白さと選手や関係者の方々の思いに魅了されたことから、自身も車いすバスケに欠かせない存在になりたいと日々取材を続けている。・現在、NHKラジオ第1の全国放送の番組『マイあさ!』にリポーターとして出演中。 【資格】・TOEIC900点(リスニング満点)・防災士・2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)・証券外務員一種・証券アナリスト基礎・Certificate of Employment Intermediaries(シンガポールの人材コンサルタント国家ライセンス) 【メディア出演】・NHK総合『おはよう日本』(全国放送)・NHKラジオ第1 『マイあさ!』(全国放送)・NHK仙台『もりすた!』・NHK福島『おはよう福島』・NHK福島『ニュース645』・NHK福島『はまなかあいづTODAY』・NHK福島『こでらんに5』ほか 【執筆】・朝日インタラクティブ株式会社『ツギノジダイ』企業経営者インタビュー※「Yahoo!ニュース」経済カテゴリー、「朝日新聞」紙面への複数回の掲載歴あり

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