創業までの経緯を教えてください
大学では経済学を専攻し、在学中に行政書士や簿記、教員免許など複数の資格を取得しました。
学生の頃から「いつかは自分の力で仕事をしたい」という思いがあり、独立を見据えて法律の勉強を始めたのがきっかけです。
卒業後は健康診断事業を手がける財団法人に勤務し、その後地元・別府に戻って医療機関で事務を担当しました。
医療や行政の現場で経験を積むうちに、より広く社会に貢献できる仕事をしたいという思いが強まり、2004年6月に行政書士事務所を開業しました。
経営の中で印象に残っているストーリーを教えてください
行政書士として多くの案件を手がけてきましたが、特に印象に残っているのは相続の手続きです。
相続人が十数名に及ぶ複雑な事案では、各地の関係者と連絡を取りながら粘り強く調整を重ねました。
相続の現場では、単なる書類作成にとどまらず、依頼者やご家族の想いを汲み取る姿勢が欠かせません。
一件一件の対応を通じて、「人の人生に関わる仕事」であることを実感してきました。
あなたが思う御社事業の魅力を教えてください
事務所では、法人設立・許認可申請・相続手続きを中心に幅広い業務を行っています。
特に近年は相続相談が増えており、遺言書作成や遺産分割協議書のサポートなど、
家族の未来を見据えた支援に力を入れています。
また、法人設立の支援にも長年携わっており、商工会議所などとの連携を通じて、
新たに事業を始める方のスタートを支える体制を整えています。

お客様からはどのような評価をいただいていますか?
「説明が丁寧で分かりやすい」「安心して相談できる」といったお声を多くいただいています。
初めて行政手続きを行う方にとって、専門用語や法的手続きは不安がつきものです。
そうした不安を少しでも軽くできるよう、丁寧な対応を心がけています。
地元での紹介や口コミからのご依頼も多く、信頼の輪が自然と広がっていることを感じます。
御社事業が素晴らしいと思う理由を教えてください
行政書士の仕事は、法律を通じて人や企業の課題を解決することです。
契約書や申請書の一枚一枚の裏には、依頼者の生活や想いがあります。
そうした一つひとつに真摯に向き合うことが、この仕事の本質だと考えています。
地域に暮らす人々が安心して暮らし、挑戦できる環境をつくる。
その一助となれることが、この仕事の魅力です。
地域との関わりで意識していることを教えてください
別府という地域は、観光だけでなく中小企業の活動も活発です。
地域の事業者や住民が安心して相談できるよう、身近で開かれた事務所を目指しています。
事務所の立地も別府市役所近くにあり、気軽に立ち寄れる存在であることを大切にしています。

今後のビジョンを教えてください
現在は、社会保険労務士(社労士)資格の取得に向けて勉強を進めています。
将来的には、行政書士業務と社労士業務を組み合わせ、法人設立から労務・助成金申請までを一貫してサポートできる体制を整える予定です。
企業の成長と地域経済の安定を支えるため、より包括的な支援を行える専門家として活動の幅を広げていきたいと考えています。