創業or社長就任の経緯を教えてください。
1994年に前身である「株式会社サンクスアンドアソシエイツ東四国」を私の父、真鍋康彦が創業し2024年12月に今年30周年を迎えることになります。もともとは香川日産自動車(株)を経営していましたが、別事業としてサンクスの香川・徳島県でのエリアフランチャイザーになったことが始まりです。
その後2013年四国にセブン‐イレブンが初進出時にセブン‐イレブンのフランチャイズチェーンとして名前を今のアイル・パートナーズ(株)に変え、現在四国エリアで直営店と加盟店を含め111店舗の運営を行っています。アイルの意味は「島」これは四国を表し、パートナーズには、セブン‐イレブンのオーナー様を大切にしていきたいという想いが込められています。
その想いを継ぐ為、最近社長に就任させていただき、私としては大きなチャレンジとなります。
経営の中で苦労したことや嬉しかったことなど、印象に残っているストーリーを教えてください。
一番うれしかったことは、店舗の承継がなされた瞬間ですね。先日新たなお店がオープンした際にお父様から息子さんの事を頼まれました。現場で一生懸命に働く姿を見て育った子どもたちがそのお店をやりたいと言ってくださった時、何代にも渡りお店を一緒に応援できることを有難く思いますし、長い人生をかけて経営する中で、良い時も悪い時も一緒に歩ませていただいている使命を感じます。
あなたが思う御社の事業の魅力を教えてください。
チェーン店というとコンビニはみんな同じイメージがあるかもしれませんが、地域ごとそして店舗ごとに違いや特色がありますし、売り上げアップを目指して多彩なアイデアを反映できます。それをオーナー様と一緒に考えていくことで1人ひとりの想いが詰まった特別な店舗作りに繋がり、大きなやりがいを感じられます。セブン‐イレブンの商品力もあり、品質も妥協せず安心・安全な商品をお届けできることにも自信を持っています。
また、社員独立制度もあり、実際社員の中から何人も独立してお店を運営していただいています。会社の中から巣立ち、自ら経営者となり店舗を持つことができるのもわが社の強みです。また、そういった店舗を応援するのは私も力が入りますし、店舗を増やしていくことで地域に貢献できることが一番の魅力です。
御社の事業は周りの方からどのような評価をいただいていますか?
我が社は現場にいる直営店の社員、そして加盟店の方々が日々良いコンビニを作ることに邁進して下さっています。良いコンビニとは何なのかと考えたときに、その地域になくてはならないインフラであり、地域経済の活性化、消費生活の質の向上を強く意識しています。
地方で一から新たな商売を起こすには時間もかかりますし、リスクも高まります。その点フランチャイズは完成されたモデルの移転なので時間もリスクも軽減できるというわけです。セブン‐イレブンはすでに都市部でブランド力もありますし、地方ほどメリットが発揮できると考えています。地域創生の一端を担う重要な存在なのです。
御社の事業が素晴らしいと思う理由を教えてください。
当社は50人に満たない社員で111店舗の運営を行っています。
1人1人が「コンビニが好き」「地域を盛り上げたい」という想いのもと集まってきています。
それに賛同してくれた各店舗のオーナーさんたちも一緒にセブン‐イレブンの良さをアピール
し地域の皆様の生活を豊かにできているとしたら、こんなに素晴らしいことはないです。
地域との関わりで意識していることを教えてください。
人々の日常に溶け込むことを意識しています。
日々の暮らしに欠かせないインフラとして地域の人たちにあって当たり前に思っていただけるよう、
また24時間どんな時も安心感を与えられる場所を目指しています。お客様によっては唯一のライフラインと言って下さる方もいますから、そんな方々に喜ばれる店舗を意識し飽きさせないことも重要と考えています。そんな平和な日常だけでなくで災害時においても、全国の物流網を活かし、よりスピーディーに支援物資の調達と供給を実現できる事を目指しています。
今後のビジョンを教えてください。
人生モデルが多様化する人生100年時代、働き方も大きく変わり1つの職場、場所にこだわらずいろんな道を選べる時代になっています。私自身も49歳からの挑戦ですし、コンビニをやってみたいと思うオーナーさんの次のステージをこれからもともに歩みたいと考えています。今後はそんなオーナーを1人でも増やし、もっともっと楽しく働ける空間を作り続けたいと考えています。
また、会社の目標の一つである地域創生につながる取り組みとして2025年に香川で開催される瀬戸内芸術祭の公式グッズの製造と公式ショップの運営も行います。3年に1度の国際的な芸術祭となり、新規事業として今までコンビニ経営で培った技術等を持って社員みんなで地域のみなさんに喜ばれるお店を作りあげます。2025年、そこに人が集う姿を見ることができたら最高ですね。
いつも人々に喜んでもらうことを目指し、これからもお店作りに全社をあげて取り組んでまいります。