創業or社長就任の経緯を教えてください。
私がアロマと出会ったのは、2015年旅先での出会いでした。見たことのない瓶や調合してくださる方の笑顔に触れて旅行から帰った後も忘れられずアロマの道へ進みました。 家庭と両立しながら、勉強、接客の仕事をする生活を7年間過ごし、接客を通じて 現代社会の悩み、相談する場所や機会がないこと等を痛感し、プライベートの時間に そんな方々に【香りの宅急便】と香りをお配りする活動を行ってきました。 受け取ってくれた方が香りに触れた時の仕草や表情がとても好きでした。 それは、香りが人に与える変化を手に取るように感じることができたからです。 私自身、この7年間の間はとても苦しい日常を送っていたので、身体にも不具合が出ている頃でした。心身からのストレスからか嗅覚が弱まっていました。 病院の先生からは｢まだアロマの仕事をしていないなら嗅覚はいずれなくなる 諦めた方がいい｣と言われました。 それでも夢を諦めきれず、泣きながら友人に電話したことを今でも覚えています。 その頃アロマを教えて下さった先生にも励まして頂き、いつか嗅覚はなくなるかもしれないけれど、アロマの良さは嗅覚だけではないこと、この辛い経験が糧になり、救える人がいる。と信じて勉強を再開しました。その結果、手術は受けることもなく 現在では投薬もしていない状況になったのです。 WHOの健康の定義にもありますが、｢健康とは、病気でないとか弱ってないとかではなく、 肉体的にも、精神的にもそして 社会的にもすべてが満たされた状態にあること」 心と身体は繋がっていて、アロマはそれを繋げてくれます。 様々な悩みを聞いてきた7年、自身も辛かった経験を通して 悩んでいる人のサードプレイスを作りたいという想いが大きくなりました。
サロン名のANAVERUは紫陽花のアナベルです。 緑から白になり、また緑になる。そんな風にお身体をリセットして循環する方向へ 整えていく、小さな花の集まりは人々が寄り添い温かく人が自然に集まるサロンをイメージしました。
経営の中で苦労したことや嬉しかったことなど、印象に残っているストーリーを教えてください。
起業して一年経った頃でした。Instagramを通して｢いつか行きたい｣と思って・・と行動に移して会いにきてくださったお客様がいました。 拙い発信ながら、｢見て勝手に勇気をもらっていたり｣というお話を頂きました。 ハンドトリートメントと性格に合わせたアロマを調合させて頂きご帰宅されてから素敵なメッセージを頂きました。
「投稿を見る度に気になり気になり・・アナベルさんに行きたいなと思い投稿を見る度に想いは強まり。数日前から体験いくぞと いざ本日は不調もろもろから迷いましたが、えいやと行動に移して本当に良かったと思える時間をくださりました。」とのメッセージです。
これはほんの一部ですが、子育て中のお母さんのほんの少しの時間を行ってよかったに変えることができた瞬間でした。前職の写真館に勤めていたとき、こんなお母さんの相談に乗っていることが多かったのです。その時はほんの少ししか話しを聴くことができず いつもちゃんと最後まで聴いてあげたかった想いが強かったのです。 ここなら私のしたかったことができると思った瞬間でした。 みんな色々な事情を抱えて日々を過ごしています。 中々その思いを他の人には相談できずに抱えている方も多かったりします。 私が大切にしているのは、お客様を尊重、大切に思う気持ちやホスピタリティに重きをおいております。言葉で伝わる想いもありますが 私のトリートメントは触れることで伝えるコミュニケーションです。 それが伝わったお客様は｢先生の手は温かいね｣と涙をこぼされます。 ぽつりぽつりとお話し始め、辛かったことをお話される方もいらっしゃいます。 こんな場所を探していたと言ってくださった時はとても嬉しかったです。
あなたが思う御社の商品・サービスの魅力を教えてください。
物ではなくその方その方の時代に合ったサロンであり、お客様を内面も外面も美しくしていきたい、そんなサロンを目指しています。 向上心のある方がご来店頂くことが多く、身体のメンテナンスで緩まることで心のストレスも解放され、心身がリセットすることで改めて自分を見つめ直すことができることに価値を感じて頂けると思っています。
私が現在選んで扱っている商品としては、
農薬不使用のカレンデュラオイルと厳選したアロマを調合したトリートメントオイルでの施術
アロマ占い＝性格分類法・アロマ分類学を使用した性格に合わせたアロマを調合した、パーソナルアロマフレグランスの販売
メディカルな観点からハーブをブレンドしたハーブティー・サプリの販売を行っています。
どれもお客様に必要なものを必要なだけお届けする商品となっています。
御社の商品・サービスはお客様からどのような評価をいただいていますか？
サロンに来られたお客様の中で起業される方が多い為、しゃべりたくなるサロンという評価 という認識があります。リラックス出来る場所が見つかった。他には身体のコンプレックスがなくなることで、美しさだけでなく心を開くことが外に向けてできるようになったと言ってくださることがあります。
施術自体の確かさ、それにより心が変わっていく自分を感じられるから
身体に対する知識も得られる
心身共に整うこと
エネルギーの補給場所
依頼されたパーツだけで施術するわけではなく、そのものの原因を見極め根本的な改善をすることができる お客さんが泣きたくなるサロンを目指しています。
地域との関わりで意識していることを教えてください。
木更津市市民活動センター、地域包括センターと連携して ｢ゆうるーむ｣という認知症カフェを月に一度開いています。 そこでは出張のハンドトリートメントを行っています。
よくわからないけど
・なんだか悲しい
・なんだか寂しい
・なんだかむなしい
そんな思いを抱えている方々の憩いの場所を作っています。 場所は木更津駅の西口にあり、木更津市の活性化も目的としています。 悩んでいる人のサードプレイスを作る ただリラックスできる場所ではなく 現在の公的機関を理解し、柱を作ること そしてそれを繋げる力になることを目的としています。
今後のビジョンを教えてください。
寄り添いサロンとして、家の中で悩んで外に出ることができない方に 想いが伝わるようになるには、アナベルサロン自体がもっとより多くの方に知って頂くことが大切と思っています。そんな方に光が届くようにアナベルサロンの拡大を考えております。
オンラインサロンや、パーソナルアロマのEC展開、心と身体に作用するための内側から整えるサプリやハーブティーの販売もしていきたいです。
