PReA株式会社-藤村侑加


PReA株式会社 代表取締役・戦略広報コンサルタント 藤村 侑加 FUJIMURA YUKA

創業or社長就任の経緯を教えてください。

ー広報に専門特化したコンサルティング事務所を立ち上げたきっかけ

十数年の企業勤めの中で、広報の力を通じて良いサービス・商品を世の中に広げるお手伝いがしたいと思うようになりました。広報PR力が弱いがゆえに、魅力があるのに埋もれてしまっているサービスが多々あると感じ始めた頃、一つの会社やサービスのみならず、複数の会社を支援したいという気持ちが強まっていきました。地元仙台において、特に悔しさやはがゆさを感じます。宣伝やマーケティングに大きな投資ができなくても、良いサービスを広めることができた経験があったので、会社にし幅を広げることにしました。素敵な人、サービスを広報の側面からサポートすることは幸せだなと感じています。

経営の中で苦労したことや嬉しかったことなど、印象に残っているストーリーを教えてください。

PReAという社名は、顧客に向き合う際に大切にしたい価値観やスタンスを単語で挙げて、社員と話し合って決めました。

・Progress(前進)

・Relation(関係) / Respect(尊重)

・Expression(表現)

・Acceleration(加速)

「広報PR」の意に加え、企業や事業に携わる人々を尊重し、様々なステークホルダーとの良い関係性を築くコミュニケーションをサポートする。そして、いかなる時も誠実に愛情を持って事業に向き合い、事業の加速を後押しするパートナーでありたいという想いがあり、この想いを3期目のこれからも大事にしたいです。 そうした中で、顧客から「スタートアップは黎明期だからこそ広報が大事!と思っていたのですが、経験者をすぐに採用できるわけでもなくメディアとのリレーションもない中で、非常に強力なアドバイスや紹介、広報そのものに関する考え方などを教えていただき、大変丁寧かつパワフルにサポートいただいています。」と、Philosophyに通じる部分に触れて頂けたことが最も嬉しかったことです。 リソースが限られる新規事業やスタートアップ事業において、社内の動きと世の中の動きにアンテナを張り、重なる提案ポイントを見つけて実行した広報施策が花開いたときのクライアントさんの笑顔が次のモチベーションで癒しです。

あなたが思う御社の商品・サービスの魅力を教えてください。

パッケージ化された何かではなく、顧客のニーズに合わせて広報における大上段の戦略立案から、計画実行までの過程を幅広く支援できることにあります。 例えな以下のように「まさにそこが知りたかった」という声をいただくケースがいくつかあります。

>「広報に専属の人材を充てることができない一番のスタートの部分から幅広く、親身に、かつ、迅速に多岐に渡るサポートをいただきました。 事業の拡大に伴って変化していく戦略やそれに紐づく施策についても、他社や業界の事例も共有いただきながら、適切なアドバイスや知見のご共有、各種メディアのご担当者のご紹介も含めてご対応いただきました。」 忙しい経営者や新規事業責任者の方の、広報に関する意思決定や判断がしやすくなるとの声をいただいております。

御社の商品・サービスはお客様からどのような評価をいただいていますか?

以前アンケートに答えていただいたクライアント企業からは 「当社の広報PRにおける目的・キーメッセージ・訴求先の設定、現状の課題分析、マイルストーン設定などの戦略策定から、原稿作成やレビュー、メディアリレーション構築支援まで多大なご支援を頂いております。(中略)リソースが不足しがちなスタートアップにおいて全方位で広報PRのご支援を頂けることは大変有難く、目指す世界の実現に向け、今後も二人三脚で挑戦していきたいと考えています」

「PReAさんはいわゆるPRファームとは一線を画している。頭脳とハートの両方で、自社では考えつかないようなご提案をいただけありがたい」 と嬉しいフィードバックをいただきました。二人三脚感であったり、社員総会や結婚式に呼んでいただくなど内部のメンバーのような位置づけで捉えていただいていることが、私たちの原動力の一つになっていますね。

地域との関わりで意識していることを教えてください。

千葉や宮崎など地域に拠点を持つクライアントや、地域に40拠点近く支社を作り続け地域の中小・中堅企業の成長を支援するクライアントもおり、地方を盛り上げるためのアンバサダー企画や行政との連携に、直接的・間接的に関わっています。 静岡県裾野市にクライアントサービスが導入されたときは、実際に裾野市に出向いて、記者会見のサポートを行い地元新聞で話題にしていただきました。

当社社員は鳥取在住ですし、業務委託メンバーは静岡や福岡在住など全国各地で連携しているため、地域との融合は自然な会話ではないでしょうか。 私も東京都が主催するスタートアップ企業の基礎スキル獲得を支援することにフォーカスしたインキュベーション施設ASAC(青山スタートアップアクセラレーションセンター)の広報専門家のメンターも務めていますが、拠点こそ東京でも地域の起業家、地域課題に特化した事業も多数あります。 欠けた部分ではなく地域特性を活かした唯一無二のものの発掘、文化や慣習への敬意、そういった感覚を大事にしています。

今後のビジョンを教えてください。

今は得意とする国内BtoB企業様の広報支援を中心とし、BtoC企業の広報PR伴走もおこなっています。今後は出身地仙台の魅力、社員や業務委託メンバーが在宅勤務する鳥取や静岡の魅力を日本全国へ広げることはもちろん、日本中の企業の情報を全国に、そして海外にも広げていく活動の一躍を担いたいです。 国内の全国展開に関する成功事例は増えてきたのですが、海外での事例は今試行錯誤しているところで今後の目標でもあります。 また、大手企業のスタートアップ協業や新規事業開発も活発化していると感じており、こちらにも関与させていただきました。そうした幅広い案件に今後も携わるべく、得意領域にこだわらず視野を広げて勉強を続けて還元していきたいです。

Profile

PReA株式会社 代表取締役・戦略広報コンサルタント

藤村 侑加 FUJIMURA YUKA