フォーバル GDXリサーチ研究所-平良 学


フォーバル GDXリサーチ研究所 所長 平良 学 TAIRA MANABU

部署創設の経緯を教えてください。

フォーバル GDX※リサーチ研究所は、中小企業のGDXに関する実態を調査し、各種レポートや論文、報告書などをまとめ、世に発信するための研究機関であり株式会社フォーバルが運営しています。

事業としてではなく、より中立的な立場で、中小企業経営実態調査や各種レポート等を国や行政、世の中に発信すべく2022年10月に創設しました。

※:GDX(Green Digital transformation)は、組織や社会がグリーン(脱炭素)化を通じて価値創造や利益を生むこと(GX)と、デジタル化を通じて価値創造や利益を生むこと(DX)を掛け合わせた言葉です。

研究所の運営において苦労したことや嬉しかったことなど、印象に残っているストーリーを教えてください

経営リソースの少ない中小企業のGDXへの取り組み状況は大企業と比べると進捗が遅いのが課題で、その中でいかに重要性を伝えて取り組んでいただくか、日々試行錯誤しています。先日あるセミナーに登壇した折に、参加いただいた中小企業経営者から『GDX化を進めていく必要性を感じた』等の声をいただいたり、一歩でも行動に移す状況を目の当たりにするのは嬉しいですね。1社でも多くの方にそのように思っていただけるようにセミナーだけでなく調査レポート発行やイベント開催を通じて発信を続けていきたいと考えています。

あなたが思う御社の研究、調査レポートの魅力を教えてください

中小企業庁より発刊されている中小企業白書に掲載されている中小企業は比較的規模の大きい企業が多いですが、研究所で発刊しているブルーレポートは、従業員規模で言うと約5人~10人規模の小規模企業に焦点をあてて実態調査しており、中には経営者に直接対面で調査を行い、詳細な調査結果となっています。その点において差別化できていると考えています。

GDXリサーチ研究所から発刊しているブルーレポートはこちらのURLよりご覧ください。

https://gdx-research.com/report

御社の研究、調査レポートはお客様からどのような評価をいただいていますか?

ブルーレポートを通じ、国や行政に中小企業の実態を伝えて国の施策に活かしてもらったり、ブルーレポートの調査結果が各種メディアの記事で引用されたり、地方自治体の報告書などで引用されています。また、地方自治体との連携の際に自治体から中小企業の実態として詳細にまとめられている、と賛同の声をいただくこともあります。

御社の研究、調査レポートが素晴らしいと思う理由を教えてください

ブルーレポートは上述のように色々なところで取り挙げられ、中小企業のGDXにおける実態を表すものとして注目されるようになってきました。調査に回答いただく方も当社のお客様だけでなく、様々な方からご協力いただいています。

今後もあらゆる中小企業経営者の声の思いをまとめて、「中小企業のGDXにおいてなくてはならない存在になる」ためにより一層尽力して参ります。

Profile

フォーバル GDXリサーチ研究所 所長

平良 学 TAIRA MANABU