創業の経緯を教えてください。
「海外に携わる仕事をしたい」という想いで就職活動を始め、菱食(現三菱食品)に就職をしました。インターネットに初めて触れ、その利便性に驚いた私は「インターネットに携わる仕事をして社会により大きな影響を与えたい」と思うようになったことを今でも覚えています。その想いから起業を考え、菱食(現三菱食品)を退職した後、落ち着いて起業の準備を検討するため、一旦、家業に身を置き、そこで働いていましたが、その家業が倒産してしまったのです。家業は和菓子製造メーカーで、デパートの地下街や大手スーパーにも商品が並び、新規取引先も増え、売上を上げることはできてました。しかし過大な借入金による財務会計面が追い付いていかず、売上が上がってもキャッシュフロー黒字化しないことによって、事業継続が難しくなってしまったのです。それから財務、会計、マネジメントやインターネットを独学ですが猛勉強し、更に経営コンサルタント会社で数年間財務会計を学び、最終的に起業に至りました。
あなたが思う御社の商品の魅力を教えてください
当社は家具インテリアや寝具を中心とした住生活業界と顧客のマッチングや、自らの販売事業、そして業界支援のサービスを多角化展開しております。それは家具インテリアや寝具等のあらゆる情報が掲載されているHEYAGOTOポータルサイトを主とし、家具インテリアや寝具等のセール情報Seiloo(セイルー)サイトの運営、子会社では家具寝具販売事業の㈱カグー(KAGOO)、インテリアコーディネーター人材派遣事業の㈱ヘヤゴトヒューマンサテライト(HHS)です。
特にSeiloo(セイルー)サイトは、BtoBtoCのビジネスモデルで、小売店と共に成長を遂げている事業となります。それは全国のインテリアショップや寝具店の集客支援をしており、小売店からすると、「今の世の中、低コストで質の高い顧客の集客はどうすればいいのか?」と悩んでいる小売店も、当社に任せられる、顧客からすれば、お得に家具を購入できるイベント情報を知ることができる、プロに相談できるイベントを見つけることができるなど、双方から高い評価を頂いています。
販売事業KAGOO(カグー)が手がけるのは家具インテリアECやWEB集客による催事販売会だけでなく 、お客様からのお問い合わせにより、約100社ある仕入先からご要望に沿った商品を探し、ご提案しております。更に我々は、販売事業を通して未来を見据えています。それは「修理」によるSDGsサービスの充実です。お客様が商品を使い続けるうちに生じる椅子のがたつきや金具の緩みを調整したり、摩耗したソファの生地を張り直したり、愛着のある家具を再び長く使えるようにすることを目的としています。
またHHSは、人材不足の昨今、小売店の人材ニーズに合わせ、人材派遣事業も行っております。ヘヤゴトグループ理念である、「全てのお客様に120%の満足感と感動を与える」為に、時代の変化・ニーズに応じて、私たちは新たなサービスをこれからも開拓・提供し続けていきます。
御社の商品はお客様からどのような評価をいただいていますか?
小売店からは、Seilooサービスを利用したことで費用対効果も高いことから、「ネットでの集客の重要性と地域の潜在需要に改めて気づいた、これからも継続する」などの高い評価をいただいています。それは今まで顧客来店が減少していた小売店も、Seilooサービスを利用することで、圧倒的に顧客の来店が見込めるようになった実績もございます。HHS人材派遣事業でも、採用が難しかったインテリアコーディネーター人材が、すぐに派遣してもらえることから小売店より、非常に喜ばれております。
また販売事業KAGOOに関しましても、実際に利用する顧客から、ライフスタイルに沿った商品が手に入り、心身ともに豊かになり生活に彩りが加わったというお声もいただいております。
当社の理念でもある、「全てのお客様に120%の満足感と感動を与える」をモットーにこれからも、更に業界と顧客の両お客様に喜ばれる企業づくりを目指します。
今後のビジョンを教えてください
現代社会において、少子高齢化、そして格差社会と、日本が直面している現実は厳しいものがあります。しかし、そんな今だからこそ、他社との圧倒的差別化を図り、知恵を絞って勝ち筋を見つけ出すことができれば、成功するチャンスを手にすることができると思っています。
この社会において、私たちのビジネスを通じて解決したい課題、提供したい価値サービスはまだまだたくさんあります。それを実現するためにも、組織一丸となって競争に勝ち抜き、会社を成長させ続けていきたいと思っています。