哲プランニング株式会社-鈴木 哲也


哲プランニング株式会社 代表取締役 鈴木 哲也 SUZUKI TETSUYA

創業の経緯を教えてください。

東京大学を卒業後、民営化直後のNTTに入社し、企画力、論理分析力、課題設定力、業務完遂力を徹底的に磨きました。28年の在籍期間で、投資計画、保全、採用、国際、資材調達、システム開発、サービス開発、マーケティングなど、13の組織を経験したのですが、この幅広い業務実践が、コンサルタントとしての礎を築いたのだと思います。
希望してNTTを早期退職しましたが、その理由は、大企業でやれることの限界をいろいろ感じたからです。ちょうど会社が、自社ブランドサービスの提供停止を宣言したのも、イントラプレナー(社内起業家)である自分にとって「挑戦的な仕事がなくなった」と痛感した要因のひとつでした。
NTT退職後の2016年、ベンチャーCOOとしてスカウトされましたが、2017年、鮮魚のECショップで起業・独立しました。並行して、中小企業のDX化推進などコンサル業務も開始し、2022年に法人成りしました。現在、モバイルコンテンツ会社、DX支援会社、エネルギー関連ベンチャーなど、多数の企業でアドバイザーを務めています。

クライアントである中小企業の課題を教えてください。

これからは、地方の中小企業も、グローバルな視点がなければ生き残ることができません。何故なら、ボーダレス化によるパラダイム・シフトの結果、既にとても「世知辛い」時代に突入しているからです。
ひと昔前は、商圏がローカルに閉じていました。地域内でサプライチェーンが完結し、市場も地域限定。中小企業は、「いつものお得意さん」の意向だけ気にしていればよかったのです。しかし今やネットが普及し、誰しも、欲しいプロダクトを一発検索する時代です。結果の1ページ目に表示されないと、あなたの会社は見つけてすらもらえない。もし見つけてもらっても、ローカル企業も大企業も、地球の裏側の会社に至るまで、カンタンに横並び比較されてしまいます。
私たちは、世界中が巨大なゼロサムゲームに興じるトンでもない世の中に生きています。誰かが儲ければ、必ず誰かが倒産する。しかも、“Winer Takes All”。つまり「勝者総取り」の、きわめて残酷なゲームです。みんな仲良く「それなりに」儲けられた牧歌的な時代から、ゲームのルールが大きく変わったのです。
どんな会社もこのボーダレス競争に晒されている現在、「日本の中小企業だけは例外だ」なんてことは、もちろんありません。

今後のビジョンを教えてください。

日本には、素晴らしいプロダクトを持った中小企業が、たくさんあります。全企業のうち99%以上は中小企業ですから、ここが日本の競争力の源泉であり宝であることは、間違いありません。私の夢は、1社でも多くの中小企業に、この世知辛い世界を生き残ってもらうことです。
中小企業は、潤沢に人・モノ・金を持っている訳ではありません。だからこそ、賢いやりかたで課題解決すべきです。具体的には、DXを推進し、情報の見える化・効率化を徹底すること。コスト以外の差別化要因を追求し、プロダクトの「ワンアンドオンリー」な価値を高め続けること。陳腐化するビジネスモデルを磨き、参入障壁を常に作り続けること。私は、こうした課題を解決し競争力を鍛える参謀(コーチ)として、日本の宝である中小企業を支え、何とか日本の活力を取り戻すことに貢献したい、と心から思います。
コンサルの開始にあたり、私は先ず、経営者さまの「ワクワク」や「お悩み」を徹底して伺います。クライアントと同じ目線で、同じ熱量をもって、一緒に悩みながら、その「夢」を叶えるため全力でサポートする、それが私の矜持です。「5年以内に上場したい」「業界最大手のXX社を打倒したい」。早ければ早いほど、打つ手は沢山あるはずです。どんな夢でもお悩みでも結構です、ぜひ相談していただければと思います。

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哲プランニング株式会社 代表取締役

鈴木 哲也 SUZUKI TETSUYA