あなたが思う御社の商品・サービスの魅力を教えてください。
mizutamaさんとコラボした新発売のマスキングテープは予想以上の勢いで売れていて、発送が追いつかないほどで。mizutamaさんとの出会いはお店を始める前に遡るんですが、とある文房具イベントでサインをいただいてからお話しするようになりました。その後、山形の文房具好きで集まりたいなぁって思ったタイミングがあって、山形文房具会を作ったんですけれど。呼びかけて8人くらい集まった中の一人がmizutamaさんだったんです。その後おかぶんを始めるタイミングでまたお話しさせていただいて、オープン記念のオリジナル商品で初コラボさせてもらいました。これも大好評でした。
あとは…このロゴマークって、何の形かわかりますか?
私の文房具好きを昔から知るデザイナーの友人が作ってくれて。上から見るとえんぴつの形をしているんです。さすが私の好みを知り尽くしていて、かなり気に入っています。こんな形で、本当に色々な人とのご縁で今の形になっていますし、毎日みなさんに感謝してお店を続けていきたいです。また、店名に関しては、「おかげさま」というこの言葉が大好きで、周囲への感謝を忘れずにやっていくという意味で名付けました。オンラインショップで購入してくれる人にも感謝の気持ちは絶対に伝えたいので、全部手書きのお手紙を入れるようにしています。
経営の中で苦労したことや嬉しかったことなど、印象に残っているストーリーを教えてください。
もちろん大変ではありますが、苦ではないですね。やりたいからやっているし、それがお店に足を運んでくれるきっかけになったら嬉しいです。お店をやっていると、見えないものの繋がりがすごくあるなあと感じていて。同じ文房具を見ても、子供が「何これー!」と言っている横で、お父さんお母さんは「タイムスリップしたみたい。。」と目をキラキラさせている。そこからまた新しい会話が生まれて、、って、そんな場面を見るとお店の端っこでニヤニヤしちゃいますね。こういうのはオンラインではわからないですし、人との繋がりはそういうところでも大切にしていきたいと思っています。また古いものが好きなんです。懐かしい、廃番しちゃったもう買えない文房具とかが好きで。それを見てるお客さんのお話を聞くのも楽しいですね。
創業or社長就任の経緯を教えてください。
昔から文房具が大好きで。子供時代には100個ペンケースを持っていた時もありました。前職は介護福祉士だったんですが、子供が生まれて専業主婦になって、ふとまだ働きたいなと思った時に、当たり前のように文房具店を開こうと思いました。ちょうど家の物置小屋も使えそうだったので、その勢いで商工会の相談所に行ったら、「やべぇ人きた!」ってざわざわしてましたね。笑 補助金などの利用にあたって色々制約がある中で、「ただ文房具が好きなだけじゃダメですか?」ってマインドで開店まで全部楽しく挑戦しました。なる!って思ったらなるんです。
地域との関わりで意識していることを教えてください。
生まれも育ちも上山で、大学で仙台に通っていた以外は離れたことがないんです。勝手にかみのやま観光大使 は私が作ったハッシュタグで、ふとした時につけています。最近では私以外にも使ってくれている人が二人ほどいて、上山を知らない人にも楽しく見てもらえたら嬉しいです!実は上山市長から3回くらい観光大使としてのお話しをいただいたこともあるんですが、やっぱり自分で自由にやるのが好きで。お店もイベントもそうですが、本当に、やりたいことをやってるだけなんですよ。笑 上山の外に出たいと思ったこともないし、これからも離れるつもりはありません。
実は「#勝手にかみのやま観光大使」のハッシュタグを使ってくれている「ごりらのすみ家(@gorilla_no_sumika)」さんは知り合いなんです。カラフル4匹のゴリラがストレッチ教室をしたりする、ユニークなお取り組みで・・・ついに先日、文房具でコラボしちゃいました。笑 セレクトもですが、好きがこうじて文房具作りのアドバイスやその販促支援まで手がけていたりします。
そして、主催のイベントを年に2回”かみぶんフェス”をしています。私にとっては上山から文房具を発信することに意味があって。「上山に面白れぇお店あるじゃん!」って思ってもらいたいですね。最近は上山に新しいお店も増えてきたと感じます。地元の若い人も含めて、上山をどんどん盛り上げていきたいです。
今後のビジョンを教えてください。
ビジョンって特に無いんです。本当にやりたいことをやって、今目の前にあることを大切にしています。でも、だからこそ、ポップアップやコラボ商品などにフットワーク軽く取り組めますし、今の所後悔したことは無いです。大好きな文房具を通じて皆様に感謝の気持ちを還元しながら、地元を盛り上げていけたら、私らしくて良いなと思います。