株式会社小野ファーム-小野利和


株式会社小野ファーム 代表取締役 小野 利和 ONO TOWA

創業or社長就任の経緯を教えてください。

事業を開始したのは1998~2000年頃で、アイスクリームの工場は2018年に完成しました。朝絞った生乳をすぐアイスクリームにするので、鮮度が落ちません。これは牧場を持つ小野ファームだからできたことだと思っています。アイスクリームの原料である生乳は、スーパー等で売られているものとは異なり、低温殺菌で時間をかけているため、新鮮で美味しいです。

御社の商品・サービスが素晴らしいと思う理由を教えてください。

アイスクリームは『FFSC22000』という衛生基準を満たした工場でつくられています。最初はそんなたいそうな設備いらないんじゃないか…といったスタッフの声もありましたが…(笑)今では、機内食にも採用され、2・3年前から学校給食にも採用されるようになりました。小野ファームのアイスは誰にでも信用して食べてもらえるといった点でも、誇れる商品です。また、『現場を重視すること』を大切にしているので、スーツではなく作業着で、クライアントさま、小売店さまに商品をお届けしています。直接ご意見や、喜びの声が聞けるので、どんなに忙しくなっても、現場を大切にすること、自ら配達することは続けていきたいです。なんでも真剣に、真面目に、取り組むからこそ、このこだわりのアイスクリームができたと思っています。これは、他の牧場さんには真似できないんじゃないかなと。

経営の中で苦労したことや嬉しかったことなど、印象に残っているストーリーを教えてください。

FSSC 22000を取得するにあたって、これまでとやり方を変えないといけない場面が多くありました。取材の冒頭に「ここまでやらなくても…」という声もあったと言いましたが、やはり、スタッフの方に新しいやり方を教えて、やり方を変えさせることが一番苦労しましたね。もうひとつも、これに関連しますが、やはりアイスクリームは季節性の商品なので、どうしても落差が生じます。ここはやはり、人件費との兼ね合いもありますし、息が詰まります。しかし、2・3年前から学校給食でも取り扱ってくださるようになって、(衛生状態が良いから学校給食にも採用された)FSSC 22000の取得に苦労はしましたが、結果やって良かったなと心から思います。

今後のビジョンを教えてください。

今後は『なんでも真剣に、真面目に、取り組む』に加え、『やりすぎるくらいやる』をモットーにしながら、年間15万個生産を目標に、もっと小野ファームのアイスクリームを広めていきたいと考えています。

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株式会社小野ファーム 代表取締役

小野 利和 ONO TOWA